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 経済アナリストの森永卓郎氏(67)が23日、ニッポン放送「垣花正 あなたとハッピー!」に出演。自民党総裁選(27日投開票)について言及した。

 総裁選には、高市早苗経済安全保障担当相、小林鷹之前経済安保相、林芳正官房長官、小泉進次郎元環境相、上川陽子外相、加藤勝信元官房長官、河野太郎デジタル相、石破茂元幹事長、茂木敏充幹事長と過去最多の9氏が立候補。

 国会議員票368票と党員票368票の計736票で過半数を獲得すれば当選となるが、過半数の候補者がいなかった場合は上位2人による決選投票に。ここでは国会議員票368票に加え、各都道府県連の47票の計415票で争われる。

 森永氏は、「小泉氏が決戦投票に行けない可能性が出てきたと私は思うんです。石破、高市対決になった時に、表向きは解消してますけれども、派閥がどう動くか。特に麻生派がどう動くかというのが注目だと思います」と自身の見解を述べた。

 ここでパーソナリティーの垣花正が「森卓さん(森永氏)はコバホーク、小林議員がわりと議員票を持っているって言いますけど、結局、決選投票に行けなかった皆さんの支持をした国会議員の皆さんがどう動くかってことになってきますよね。その選挙指揮を執るのが菅さんだったり麻生さんだったっていう?」と聞くと、森永氏は「そうそうそう、だからここは裏取引の世界ですよね。推してやるからポストよこせっていう表には出てこない交渉になってくるわけですよ。あと麻生さんは石破さんのことが大嫌い」と説明。

 垣花アナは「そうですよね。そこらへんがどう動くか」とうなずき、元大蔵・財務官僚で経済学者、数量政策学者の嘉悦大・高橋洋一教授も「麻生さんは菅さんを嫌いだけど、石破さんはもっと嫌いだから。高市さんはそれほど好きじゃないかも知れないけれども凄く石破さん嫌いだからね」と解説していた。