「SUNTORY将棋オールスター東西対抗戦2024」は9月23日、東京・渋谷区の将棋会館で午前11時から東京予選Cブロックの対局を開始した。

【中継】注目の東京予選Cブロック!(生中継中)

  本棋戦は、2021年に創設。ファン投票で選ばれた3人と予選突破者3人がチームを組み、東軍・西軍各6名の棋士が決勝戦を戦う準公式戦だ。今期の東日本地区は、ファン投票で佐藤天彦九段(36)と永瀬拓矢九段(32)、今期念願の初タイトルを獲得した伊藤匠叡王(21)の出場が決まっている。さらに14日に行われた予選Aブロックからは三浦弘行九段(50)、21日に行われたBブロックからは増田康宏八段(26)が勝ち抜け代表権を獲得した。

 東軍最後の一枠をかけて争われるCブロックには、32名の棋士が出場。注目は、永世名人資格保持者の森内俊之九段(53)だ。東西対抗戦にはまだ出場経験はないものの、早指し棋戦にも高い適性を誇ることはファンにも広く知れ渡っている。ほかにもタイトル経験者からは島朗九段(61)、深浦康市九段(52)、広瀬章人九段(37)も参戦。本領を発揮し代表権獲得なるか、その戦いぶりから目が離せない。

 また、新鋭棋士たちにも期待だ。昨年4月にプロ入りを果たした小山直希四段(24)、棋士編入試験を突破し夢を叶えた小山怜央四段(31)、今年4月に四段昇段を決めた高橋佑二郎四段(25)らも名を連ねている。

 さらに、過去に過酷な予選を突破し東西対抗戦出場経験を持つ佐藤秀司八段(57)、野月浩貴八段(51)がどんな躍進を遂げるのか。どこを見渡しても注目カードが揃っている東京予選最終ブロックを制するのは誰か。

◆SUNTORY 将棋オールスター 東西対抗戦2024 ファン投票による選出(東西各3人)、予選(東西各3人)、決勝戦(東西各6人)によって構成される。12月中旬に開催予定の決勝では、個人戦と団体戦のポイント数で優勝チームを決定する。対局は全て持ち時間なし、初手から1手30秒未満で行われる。先手・後手は振り駒で決める。
(ABEMA/将棋チャンネルより)