XFN-ASIAによると、中国最大の生命保険会社、中国人寿保険が、来年1月末をメドに、上海証券取引所に上場する模様だ。このIPO(新規株式公開)で230億元(約3400億円)の資金を調達する計画。これは同国国営の経済紙「上海証券報」が匿名の情報源の話しとして伝えたもの。それによると、現在、中国の証券当局が人寿保険の上場申請書を審査中という。IPOの主要引受会社はCITIC証券と中国銀河証券、中国国際金融有限公司(CICC)の3社。同保険は最大で15億株のA株を発行する意向を明らかにしている。

  また、同紙は業界2位で香港市場に上場している中国平安保険も中国本土での上場を目指し、当局に関係書類を提出したと報じた。平安保険はすでに上海市場に最大11億5000万株のA株を発行するため、当局に申請する意向を明らかにしていた。【了】

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