9回、ベンチから戦況を見つめる坂本勇人(カメラ・相川 和寛)

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◆JERA セ・リーグ 阪神1―0巨人(22日・甲子園)

 巨人は2位の阪神と2ゲーム差で迎えた試合に黒星。両チームが1位または2位で残り10試合を切ってから2ゲーム差以内で対戦は、同勝率の首位タイでともに残り4試合の08年10月8日(東京D)に巨人が勝って以来だったが、今回は阪神に完封負けを喫した。

 6番で先発の坂本が3打席ノーヒット。2回無死一、二塁、4回1死一、三塁、6回1死満塁と、いずれもチャンスで凡退した。これで今年は走者を得点圏に置いた打席で、96打数19安打の打率・198。そのうち満塁では(D…死球、犠…犠飛、×…凡打、B…四球)

D犠×××B犠×××××。12打席で安打が1本もない。

 坂本の得点圏打率は通算1875打数564安打で・301。規定打席に到達して打率3割以上のシーズンが8度もあるが、このまま1割台なら初の屈辱。チャンスでの勝負強さが影を潜めている。(阿部 大和)