9勝目を挙げ、ボードを掲げる佐々木朗希(中)(カメラ・越川 亘)

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◆パ・リーグ ロッテ7―2西武(22日・ZOZO)

 ロッテの佐々木朗希が、7回で107球を投じ、4安打2失点で、22年に並び自己最多となる9勝目を挙げた。「何としても勝たなければいけない試合だったので、常に勝てる方法を探りながら投げた。内容的には満足いくものではない」と気を引き締め直した。

 初回に2死から四球を与え、盗塁を許すと、4番・佐藤龍に中前適時打を打たれた。続く野村大に二塁打で2死二、三塁とされると、パスボールでさらに1点を失った。2回以降はスライダーを軸にカウントを取る配球にシフトチェンジ。10Kのうち5個をスライダーで奪った。吉井監督も「ああいうのができるのは成長だとおもいます」と、評価した。

 チームは西武2連戦を連勝で乗り切り、4位・楽天には再び2・5差と引き離した。今季は残り8試合。佐々木は次回が今季のシーズン最終登板となる見込みだ。2年連続のクライマックスシリーズ進出へ、自身初の2ケタ勝利をかける右腕は「2桁だけではなく、チームの順位にも関わってくると思うので、まずはチームが勝つことを考えていきたい」と、力を込めた。