<大相撲九月場所>◇千秋楽◇22日◇東京・両国国技館

 十両筆頭・千代翔馬(九重)と十両七枚目・剣翔(追手風)の取組では2度にわたって立ち合い不成立となった。行司の式守鬼一郎は鋭い視線で「まだまだ!」と静止し、この姿に対し相撲ファンから「激おこ」「鬼の形相」などの声が寄せられた。

【映像】行司が「激おこ」の瞬間(表情アップあり)

 1度目の立ち合いでは剣翔が先に仕掛ける格好となってしまい、式守鬼一郎は「まだまだ!」と毅然とした態度で静止した。館内が騒つく中、2度目の立ち合いでは千代翔馬がフライング気味に前へ出てしまい、これに対しても式守鬼一郎は「まだまだ!」と注意。厳しい表情を浮かべる行司に対し、相撲ファンは「激おこ」「鬼の形相」「鬼の鬼一郎」などと反応していた。

 3度目の立ち合いは成立し、前に出てくる千代翔馬の動きを読んでいた剣翔が叩き込みで下した。剣翔は6勝8敗1休、千代翔馬は10勝5敗で秋場所を終えた。
(ABEMA/大相撲チャンネル)