今、海外旅行は、円安に現地の物価高など、日本人には正直厳しいものがあります。それでも海外旅行をしたい、少し遠くへ行きたいなら、おすすめは「タイ」です。

その理由は、「治安がいい」「日本との航空便が多い」など。2024年8月、タイへ渡航した筆者がその他の魅力も交えて紹介します。

【1】本場のタイ料理はおいしい、場所も選べば安くて清潔

まず、タイ料理を味わいなら、本場に限ります。種類は豊富、価格も千差万別です。タイ料理が好きなら、現地の雰囲気で味わう味はたまりません。

タイ初心者なら、屋台よりフードコートがおすすめ。デパートの地下などだとやや高めでも衛生面でも安心でき、レストランより安くて1人でも気軽に利用できます。

フードコート入口でカードを買うチャージ式は最初不便でも、慣れれば便利。また最近、店頭で直接VISAタッチ決済できることも増えています。

【2】いざという時の「日本食」も意外と多い

タイは日本食がブーム。大きめのフードコートには日本食はほぼあります。しかも、「一風堂」「やよい軒」「大戸屋」「ココ壱番屋」など日系チェーンもタイに進出。日本と比べるとやや高めであるものの、いざという時に利用できるのは心強いです。

また、日清のカップヌードルをはじめ、伊藤園「お〜いお茶」、ポカリスエットやブルガリアヨーグルトなどがコンビニでも売られています。タイ料理でもしお腹を壊しても安心。バンコク中心部には「ドン・キホーテ」「無印良品」「ローソン」などもあります。

【3】ホテルの相場がまだ安くて旅費が助かる

東南アジアは、シンガポールを除き、ホテルが安いです。例えば、バンコクにある外資系チェーン(3つ星)でも1室1泊1万円以下。また、タイの5つ星ホテルでも5千円台ということも。

ちなみに、自称5つ星なので、客室の清潔さなどのクオリティは、日本並みは期待できません。寝るだけなら十分であり、タイ人の接客などのサービスは決して悪くないので、コスパは本当に良いです。

【4】バンコクは地下鉄やスカイトレインが延伸して便利に

バンコク中心部は渋滞がひどく、バスやタクシーでの移動がいかに安くとも朝や夕方は時間がかかります。そこで便利な地下鉄やスカイトレインはコロナ前なら路線が限られていたのが、コロナ後に延伸と新路線が次々と開通し、一気に便利になりました。

中には、日本が支援して開設した路線もあり、清潔さや利用のしやすさなどは日本とほぼ変わりません。地下鉄はVISAタッチで改札を通過できるなど、以前より便利になっています。

【5】日本からタイへ旅行するのに安く行く方法は?

旅費の多くを占めるのが、航空券です。日本とタイを結ぶ便は1日何便もあり、大手航空会社は高いものの、LCC(格安航空会社)は安い傾向があります。LCCは、JAL系のジップエア―、ANA系のエアージャパンやピーチ・アビエーション、またエアアジアなども。

LCCが不安であれば、ソウルや香港などを経由する便もおすすめ。時間はかかるものの、直行便より安いです。

ホテルもあまり安いところを選ぶと、清潔でなかったり、治安面で懸念があったり、不便な場所だったりします。初めてだと、大手旅行会社が販売する飛行機とホテルのセットなどがおすすめで、実は別々で予約するよりもお得な場合があります。

タイ観光案内サイト | 【公式】タイ国政府観光庁

https://www.thailandtravel.or.jp/


(Written by A. Shikama)