ライトバックと坂井瑠星騎手【写真:産経新聞社】

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G3新潟記念でアクシデント

 夏競馬の掉尾を飾るG3新潟記念(芝2000メートル)が1日に新潟競馬場で行われたが、直前まで1番人気だったライトバック(牝3・茶木)がレース直前に放馬し、競走除外となった。鞍上の坂井瑠星騎手は暴走した馬を制御できずに、飛び降りるという決死の判断。レース後に自身のX(旧ツイッター)で状況を説明した。ファンからは「人馬共に無事で良かった」「命が第一」と安堵の声が寄せられている。

 春の牝馬クラシック・G1桜花賞、オークスと連続で3着となり、再始動となった今回は前売り段階から1番人気に推されていたライトバック。だが、レース直前にゲートに近づいたところで暴走。制御不能となってしまい、坂井は馬上から飛び降りた。その後、ライトバックは係員によって捕獲。疲労が著しいとの理由で競走から除外となった。

 坂井はレース後に自身のXを更新。「今日はご心配とご迷惑をお掛けしてしまい大変申し訳ありませんでした」と書き出し、状況を説明した。

「ライトバックは返し馬の後にゲートに寄ろうとしなかったので、係の人に引っ張ってもらったのですが、その後ハミが外れてしまいました。ハミがないまま最後の直線まで走ってしまい、これ以上走るのは危険と感じて飛び降りる判断をしました。幸い、ライトバックに酷い怪我はなく、僕も大丈夫です」

 これには競馬ファンも安堵。「人馬共に無事で良かった」「命が第一ですからね」「ハミ無しは怖いですね…」「ひと安心です」「身体も張った素晴らしい判断だったと思います」「乗り役ですらどうにもならない状況だったんだろうから仕方ないと思います!」といった声が寄せられている。

(THE ANSWER編集部)

(THE ANSWER編集部・神原 英彰 / Hideaki Kanbara)