中国新興EVブランドのジーカー、25年に日本市場進出へ―中国メディア

写真拡大

2024年8月12日、観点網は中国の浙江吉利HD傘下の電気自動車(EV)ブランド「Zeekr(ジーカー)」が2025年に日本市場に進出する方針を示したと報じた。

記事は、ジーカーを運営する極氪智能科技の陳禹(チェン・ユー)副総裁がメディアの取材を受けた際、25年に日本市場に進出する計画であることを明らかにしたと紹介。同社はスマート技術分野で活躍する企業で、日本市場進出は国際業務の拡大、ブランドの世界的知名度向上に寄与することになると伝えた。

中国メディアのIT之家によると、ジーカーは現在までにスウェーデンやオランダ、タイ、メキシコなど30近い世界の主要市場に進出しており、今年末までに欧州、アジア、オセアニア、ラテンアメリカの50カ国・地域まで販売網を拡大する予定。日本では中国などと異なる右ハンドル車が主流となっているが、タイやシンガポールなどですでに右ハンドル車を発売した実績があるという。

IT之家はまた、ジーカーの公式発表データとして、7月の納車台数が前年同月比30%増の1万5655台、1〜7月の累計納車台数が前年同期比89%増の10万3525台に達し、ブランド立ち上げから7月末までの累計納車台数が30万台を突破し、中国の新興EVブランドでは最速の33カ月での大台達成となったことを紹介した。(翻訳・編集/川尻)