ようやく花開いたデンベレ photo/Getty Images

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移籍市場に精通しているファブリツィオ・ロマーノ氏がスタッド・ブレストでプレイするカラモコ・デンベレのQPR移籍を報じた。すでにクラブ間で合意しており、同選手はメディカルチェックを受けるために、イングランドへ向かうとされている。

デンベレは13歳の時にセルティックのU-20のチームでプレイした神童であり、その3年後には16歳でトップチームデビューを飾っている。

そこからまとまったプレイタイムが得られず苦しんだものの、昨季ようやく花開いた。実質3部であるリーグ1のブラックプールでデンベレは39試合で8ゴール13アシストを記録。サポーターと選手が選ぶ年間での最優秀選手に選ばれている。

「彼は本当に勇敢だ。どんな時でも自分を信じる真の勇気がある」

ブラックプールの監督であるニール・クリッチーが英『The Gazette』で語ったデンベレへの評価だ。今の彼は自信に満ち溢れており、新天地でも活躍に期待できる。

そんなデンベレが選んだ移籍先はロンドンを拠点とするクイーンズ・パーク・レンジャーズ、通称QPRだ。14-15シーズンにはプレミアリーグを経験しているが、その年に降格してからは長年チャンピオンシップが主戦場である。

QPRはアタッカーの補強に熱心で、パリ五輪で10番を背負ったU-23日本代表の斉藤光毅に関心を寄せているといった報道も聞こえてくる。左サイドを主戦場とする選手で、トップ下もしくは右でプレイするデンベレとポジションは被っておらず、両選手がQPRに加入することになれば、魅力的なコンビとなるだろう。