AFX通信によると、中国インターネット検索エンジン最大手の百度(Baidu.com)は8日、ネット競売大手イーベイの中国子会社イーチネット(易趣)と複数年にわたる包括的な提携契約を締結したことを明らかにした。イーチネットは同国でコマースサイトを運営しており、イーベイが2002年に買収している。

  同契約では、百度はイーベイの決済サービス「ペイパル」をショッピングなどの優先的な支払手段として採用。一方の易趣は、同社のサービスで利用される検索エンジンに百度を独占的に使用する。両社はまた、共同でツールバーを開発する方針。加えて第1四半期には易趣のサービス上でテキストベースのサーチ広告の試験を実施し、第2四半期での導入を目指すという。今回の提携による百度の業績への影響は軽微。【了】