酷暑続く 発生場所「住居」が最多 熱中症搬送者数が先週に比べ全国で急増
総務省消防庁が発表した先週1週間の熱中症による救急搬送者数は全国で12,666人となり、今年初めて1万人超えに。発生場所は「住居」が最も多く、4,928人で全体の4割近くにのぼりました。週末をピークに関東以西は40℃近い暑さの所もあり、普段以上の熱中症対策が必須です。
先週の熱中症搬送者数が今年初めて1万人超え 先週から急増
総務省消防庁が発表した先週1週間(7月22日〜28日)の熱中症による救急搬送者数は、全国で12,666人となり、今年初めて1万人を超えました(速報値)。
熱中症の発生場所別に見ると、最も多いのが「住居」で、4,928人となり全体の4割近くにのぼりました(38.9%)。2番目に多いのが道路で2,542人(20.1%)、3番目に多いのが公衆(屋外)で1,639人でした(12.9%)。
9,078人だった前週に比べて、3,588人も急増しました。
また、38℃以上の暑さは7月20日から今日31日まで12日間連続で観測されました。
※一番高かったのが、7月29日の栃木県佐野市で41.0℃。
明日8月スタート 40℃迫る所も 危険な暑さに厳重警戒
週末をピークに関東から九州にかけてを中心に広い範囲で体温並みや体温を超える暑さとなり、関東や東海、近畿の内陸部では40℃に迫る所もあるでしょう。
命に関わる危険な暑さが長く続く見込みで、普段以上の熱中症対策が必須です。場所としては「住居」で熱中症にかかる方が最も多くなっていますので、決して暑さの中で我慢をすることのないよう、エアコンの効いた涼しい場所で過ごすように努めてください。
また厳しすぎる暑さが続いているため、疲労がたまっている方も多いと思いますが、しっかりと体調を整えておくことも熱中症対策に繋がります。暑さに弱いお年寄りや小さなお子さんにはこまめに声をかけて、周りの方々と共有し合って、暑さに気を付けることが大切です。