BREAKERZが7月24日、8枚目のオリジナルアルバム『Bintage』をリリースする。前作『WITH YOU』から約3年ぶりとなる本作のタイトルは、デビューから17年目を迎えるバンドのキャリアをヴィンテージワインに例え、“Vintage”の頭文字をBREAKERZの”B“に変えて命名された。年代ものワインというと円熟味を増した渋くてまろやかなサウンドを想像する人もいるかもしれないが、そうではない。本作の柱はBREAKERZの本質を浮き彫りにするシンプルでエッジの効いたギターロックだ。

◆BREAKERZ 画像 / 動画

2023年からライブ披露されていた曲「RESTART OF LIBERTY」は、骨太でソリッドなギターサウンドに乗せて“限界を壊して 自由の幕開けを”とDAIGOがメッセージするナンバーだが、彼らのコンセプトでもある“CRASH & BUILD”の精神が息づくロックバンドらしさに貫かれたアルバムでもある。「今のミュージックシーンに左右されずに自分たちの在り方を追求していこうと思った」と今作について語ったのはDAIGO。

今の日本に警鐘を鳴らすアグレッシヴなナンバー「Killer」ではAKIHIDEとSHINPEIのギターが唸りを上げ、DAIGOが愛する息子に捧げた「I love my son」はやんちゃなパンクチューンとなった。そして、今のBREAKERZならではの色気と初期に通じるテイストがあるAKIHIDE作曲の「LADY CAT」、映画『ゴッドファーザー』のノスタルジックな世界観からヒントを得たというSHINPEI作曲のジャジーで妖艶なタイトル曲「Bintage」など、滑らかでコクのある曲も収録されている。

DAIGO、AKIHIDE、SHINPEIの不動の3人が、BREAKERZにしか生み出せないグルーヴ、ライブ感で最初から最後まで楽しませてくれる全10曲。信頼し合う3人の空気感とバンドの矜恃が伝わるロングインタビューとなった。


   ◆   ◆   ◆

■初期の香りがするギターロックな曲
■新たな刺激は実は自分たちの中にあった


──約3年ぶりとなるオリジナルアルバム『Bintage』は、懐かしい感じと今の要素が混ざっていて、とてもBREAKERZらしいアルバムだと感じました。前作『WITH YOU』はコロナ禍だったこともあり、当時の心境も反映されていたと思うんですが、今作はどんなアルバムに仕上がったと感じていますか?

DAIGO:「久しぶりにアルバムを出そうか」っていう話になって、いつも通り選曲会で決めたんですが、そこでいろいろ感じることがあったんです。今のミュージックシーンは僕たちがデビューした頃とはガラッと変わってサブスクで聴くのが当たり前の時代ですよね。ロックバンドが少なくなってきているのを感じている中で、何を表現するのか。BREAKERZは今年7月25日で17歳、バンドとしては18年目になるんですが、だからこそ、今のシーンにいい意味で左右されずに自分たちらしさを追求していこうと。そんな想いがテーマになり、BREAKERZらしさを感じられるアルバムになったんじゃないかと思ってます。

──左右されないというところが、『Bintage』というアルバムのタイトルに繋がっていったんでしょうか?

DAIGO:もちろん僕らより先輩の方々はたくさんいらっしゃいますし、上を見たらキリがないんですが、僕たちなりに活動する中、BREAKERZらしさを培ってきた。そんな17年の月日の中で熟成してきたBREAKERZサウンドを感じてもらいたいなと思ったので“Vintage”の”V“を”B”に変えて『Bintage』という造語のタイトルにしたんです。

AKIHIDE:選曲会で自然と初期の香りがするギターロックバンドらしい楽曲が集まったんです。ライブ感があって3人が同じ方向を向いている曲が多かったし、楽曲制作をしていたときにツアーが決まったので、ライブ映えするアレンジや歌詞にしようと。そのあたりは強く意識しましたね。


▲DAIGO (Vo)

──ライブ感のある楽曲というのは、コロナ禍で思うようにステージに立てなかった時期があったことと関係していますか?

AKIHIDE:というよりも、さっきDAIGO君が言ったように、時代の流れを考えた時に自分たちにできることは何だろう?というのが大きかったですね。ギターリフがあって、歌メロがキャッチーな曲こそ、「これがBREAKERZだ」って自信を持って言えるものなんじゃないかって。いろいろ試した時期もありましたけど、“BREAKERZとは?”っていうところに立ち返ったのがよかったですね。

──AKIHIDEさんは「18年の経験と思い出、そして新たな刺激を練り合わせて作り上げました」との公式コメントを発表しています。

AKIHIDE:新たな刺激は実は自分たちの中にあったというか、バンドの中に眠っていたものを練り上げられたという感じですね。アーティスト写真にもワインが映っていますが、まだデビューから17年とはいえ、自分たちなりに熟成したヴィンテージワインのような趣のあるアルバムになったと思っています。

──SHINPEIさんはどうでしょうか?

SHINPEI:前アルバム『WITH YOU』をリリースした頃は、自由にライブをすることもできない特異な状況だったので、そういうメッセージも込めた作品だったと思うんですね。声出しが解禁になった状況を経ての今作は、すごくプレーンな在り方というか、等身大のロックバンドとして、自分たちの今を自然に出せるようになったんじゃないかと思います。収録されている10曲のどの曲を聴いても、自分たちの歌と音が或るべき場所に存在していると思うし、押し引きのバランスも17年やってきたからこそ自然と培われてきたもので、すごくいいアルバムになったと思っています。

DAIGO:アルバムの最後を飾る「RESTART OF LIBERTY」は、去年からライブで披露して育ててきた曲でもあるので、この曲から派生した部分もありますね。ライブで歓声OKのタイミングで、“みんなで歌って盛り上がる曲にしよう”と作ったので、アルバムのひとつの軸になったという気はしています。

──歌詞にもエッジのあるギターサウンドにも、“CRASH & BUILD”というBREAKERZのコンセプトが盛り込まれていると感じました。

DAIGO:そうですね。ある意味、新たな自由の幕開けというか。

──ギターリフにフックがある曲が多く、バラードがないのも本作の特色の一つだと思います。

SHINPEI:打ち込みを取り入れた部分もありますが、基本的にはライブでそのまま再現できるようなバンドサウンドの曲たちが主体になっています。ツアーでさらに姿を変えていきそうな期待が持てるアルバムですね。

AKIHIDE:最近のBREAKERZのアルバムと比べたら、かなり音数が少ないこともあってか、今回、ミックスダウンでだいぶ雰囲気が変わったんですよ。ギターだけではなく、ベース、ドラムと音が立っていて、それでいて全員が塊になっている。バンドの醍醐味が感じられるんじゃないかと思います。


──ベーシストにBREAKERZのライブでお馴染みのMatsuさんやドラマーに響さん(摩天楼オペラ)が参加されている影響もありますか?

AKIHIDE:あるかもしれないですね。ライブ感、グルーヴ感が近しい人たちなので、ツアーではアルバムの先の世界に進めそうというか。音源は音源でもちろん完成されているんですが、ライブでの成長率はこれまで以上かもしれないです。バンド感がより増すというか。

──コーラスもロックテイストなものが多いと感じたんですが。

DAIGO:コーラスワークに関しては僕も歌っているんですが、AKIHIDEさんやSHINPEIだったりと曲によって分かれているので、それもいいハーモニーになっているというか、17年で培われたものだと思います。

──そんな充実したアルバムの1曲目を飾るのが「LADY CAT」。

DAIGO:アルバムの曲順は自分が考えたものを投げてリアクションをもらって決めたんですが、BREAKERZらしいエッジの効いたリフで始まりたかったんですよ。AKIHIDEさんが作った「LADY CAT」がまさにピッタリだったので、1曲目にしました。

──歌詞にも色気があり、初期BREAKERZを彷彿とさせます。

DAIGO:そうですね。ライブで盛り上がりそうな曲だし、いい意味での大人っぽさもある曲です。

──骨太なギターとコーラスで始まる「CHANGE THE BAD FUTURE」は歌詞も含めて興味深いです。

DAIGO:何年も前から存在していた曲で、いろいろいじりつつ、サビが気に入っていたので、僕が書いてSHINPEIが構成を組み立てた曲ですね。オールドロックな曲調なんですが、そういう曲で未来のことを歌ったらギャップがあって面白いかなと。僕自身、今年の夏に仮面ライダーの映画(映画『仮面ライダーガッチャード ザ・フューチャー・デイブレイク』)に出たんですよ。それが、20年後の未来の設定の役だったんですね。そこからヒントを得つつ、20年後の世界だとあまり変わらないだろうなと思って、歌詞の設定を200年後にしたんです。

──10倍(笑)。

DAIGO:調べてみたら、200年後には日本の人口が1億人ぐらい減るっていう仮説を見つけて。他の国に乗っ取られちゃうんじゃないかなって。でも、自分たちが生まれ育った愛する国なので、未来のため、どうにかしていかなきゃなっていうメッセージを込めてみました。


▲『Bintage』初回限定盤A

──200年後じゃなくてもリアルに感じられる歌詞です。

DAIGO:今、変えていかないと間に合わないんじゃないかって感じている方は多いと思うんですよね。自然破壊とか日本のみならず、世界が抱えている問題でもあるし、難しいんですけど、危機感は持っておかないといけないんじゃないかなって。自分が20歳だったら、こんなことは思わなかったかもしれないですけど、人生も折り返し地点を過ぎて、子供もいるし、未来を託していくっていうところで考えなきゃいけない年齢だと思ったので。

──マイクスタンドを使ってDAIGOさんが歌っている映像が浮かぶ曲でもあります。

DAIGO:そうですね。オールド感がある。

──ギターサウンドも聴きどころですよね。

SHINPEI:イントロはドラムから始まってギターが入ってくるんですが、レコーディング中にハプニングだったか、アイディアだったか…ギターのプラグを挿した時のガッていうノイズ音も入れて。

AKIHIDE:あれは意図的だったね。

SHINPEI:プラグを挿す音を入れたら、“その場でセッションが始まった”みたいな雰囲気が出て。そういう部分も含めてギターも聴き応えがある曲だと思います。

AKIHIDE:「SHINPEIもやってみたら?」って提案したんですが、やってみた結果、二人だとやり過ぎ感があったんですよね。それで、僕の挿す音だけが入ってます。その音を録るときも、ギターを高く掲げて繋いでみたらどうなるかな?とか、いろいろ試したりしたのが楽しかったですね。コロナ禍では一緒にスタジオに入れなかったから、音の素材だけを送り合ったりして作ったので。

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■キャリアを積み重ねてきたから
■自信を持ってヴィンテージって名乗れる


──そういうレコーディング秘話も含めて、AKIHIDEさんの記憶に強く残っている曲は?

AKIHIDE:記憶に残っているというか、「LADY CAT」とか「Free! Free!」とか、自分が書いた曲に関してはライブを意識していますね。「Free! Free!」に関しては当初、サビももっと細かく展開していたんですが、DAIGOくんから「サビはもっとシンプルにしてライブでみんながジャンプする感じにしたい」っていうアイディアが出て、「だったら歌詞にも“ジャンプしよう”って入れよう」って変えたりとか。「LADY CAT」もみんなの声を聴かせてほしかったから、“もっとほら聴かせてよ 愛しい声を”って書いたんです。だから、本当にライブで完成するアルバムでもあるのかなって。他の曲ももちろんそうだし、だからこそ全曲聴いてツアーに来てほしいですね。身体に染み込ませて。

──「Free! Free!」はアラビアンスケールを使っていますか?

AKIHIDE:そうですね。アラビアンな感じがちょうどうまい具合にハマったんですよね。サンプルのベースを聴いてギターで遊んでいる時に出来た曲で、面白いなと思って。

──DAIGOさんが作った「Killer」から、「Free! Free!」に移行する流れに共通点を感じます。

AKIHIDE:そうですね。偶然なんですが、やっぱり同じ時代に生きているし、一緒にずっとバンドをやっているので、感じることや求めてるものって似るんだなと思いました。もちろん、各自の活動はありますけど、同じ方向を向いているんだなって。こういう時に不思議な縁を感じます。


▲AKIHIDE (G)

──「Free! Free!」には冒頭の歌詞に“ネットの海”という言葉が出てきますし、「Killer」もSNSの問題点を歌っているのかなと。

DAIGO:書いたのはAKIHIDEさんのほうが早かったのかな。僕が書きたかったのはSNSに限らず、真実が明らかになっていないのに、あたかも結論が出たかのような伝わり方をすることが多いなということで。いろんなニュースにしてもそう、全てにおいてですね。途中経過でどっちが良いとか悪いとか決まってしまうところがあるから、それは良くない風潮だなと思っているんです。

──確かにそうですね。

DAIGO:例えば世界のどこかで戦争が起こっていて、本当のことはわからないのにどちらかの国を悪者にしたりとか。早々と決めつけてしまうところがありますよね。全く事実無根なことがあたかも真実であるかのように広がることもあるし。SNSに限らずね。結局、「間違いでした」ってなっても、心を殺されてしまう人もいるだろうし、そういうことを感じながら書いた曲ですね。

──「Killer」「Free! Free!」のような強いメッセージがある曲ばかりではないですが、今回のアルバムはロックバンドらしいエッジがあります。

DAIGO:そうですね。

──キャリアを重ねて丸くなるのではなく、BREAKERZの初心が芯として入っているのがいいです。では、タイトル曲「Bintage」について、曲が生まれた経緯を教えてください。

SHINPEI:いつもギターリフとかドラムをイメージして作るんですけど、これは打ち込み主体の音に、メンバー3人がどれだけバンドサウンドを吹き込めるか、そういうチャレンジをしたくて書いた曲なんです。管楽器を使ったノスタルジックな音楽がバックに流れている映画『ゴッドファーザー』を見ている時に、“こんな感じの曲が作りたいな”って。チャレンジではあったんですが、長いこと一緒にやってきたメンバーだから、やってくれるだろうって。そういう期待と信頼感があったからこそ提示できた曲ですね。ギターに関しては控えめなところからサビで強めに入ってくる構成で、ボーカルもそっと歌うのとウィスパーがメイン。隙間があるサウンドなんですが、3人で演奏したら、すごく説得力のあるものになるだろうという自負がありました。


▲『Bintage』初回限定盤B

──SHINPEIさんの中に、『ゴッドファーザー』の背景になっている時代の、ジャズの要素を入れたいというイメージがあったんでしょうか?

SHINPEI:イントロはそうですね。サウンドが固まって、最後に歌詞ができてきたんですが、“ヴィンテージ”という言葉を見た時に点と点が線になって、アルバムの全体像が見えたような。そんなドラマを感じました。

DAIGO:自分の中ですごく引っかかる曲だったんですよね。アルバムのタイトルにもハマりそうだし、いい意味でSHINPEIらしくない曲を持ってきたなって。

──ゴリゴリのロックではないですし。

DAIGO:ただ、限界をぶっ壊して新しいものを作れるような曲だと思ったんですよね。

──今のこの3人だからこそ生まれた曲なんですね。

SHINPEI:“ヴィンテージ”には“古き良きもの”というイメージがあると思うんですが、僕らのデビューから今までの歩みを踏まえての意味合いだと思っているんです。歌にしてもギターのフレーズにしても、ここまでキャリアを積み重ねてきたから自信を持って“ヴィンテージ”って名乗れるっていう。色気もエッジもある曲になりましたね。AKIHIDEさんのギターは音色にしても選ぶフレーズにしても僕にはできないというか。ロックを追求している同士ではあるんですが、この曲を通して、本当にいろんな表情を持つギタリストだなと、改めて思いました。

AKIHIDE:僕がこの曲を聴いた時は「SHINPEI、こういう曲書くんだ!?」ってビックリしましたね。BREAKERZとしても斬新だと思います。最初は、今回のアルバムコンセプトと違うかな?と思ったんです。でも結果、逆に際立つ曲になった。こういう曲を巧くアレンジできるようになったのも、バンドを17年やってきた熟成感があってこそなんだろうなって。レコーディングも楽しかったんですよ。個人的には、この曲のように16ビートのカッティングを刻むのも好きなんですけど、今まであまりなかったんです。しかも、それをふんだんに盛り込めて。さらには、SHINPEIが褒めてくれるから余計調子に乗っちゃって(一同笑)。

──楽しんで作ったんだろうな、ということが感じられるアルバムでもあります。

AKIHIDE:そうですね。音を楽しんでる感じがバンドっぽいと思います。

──「Bintage」はDAIGOさんのボーカルもアルバムでいちばんセクシーです。年代物のワインをBREAKERZにたとえていて、“SINCE 2007”とデビューの年が入っているのもうまいなと。

DAIGO:試行錯誤しながら。いい意味で大人っぽい曲なので、今作のヴィジュアルはこの曲から広がりましたね。

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■これまでの歴史が入っているのと同時に
■『Bintage』がスタートだという想いもある


──息子さんに向けてのナンバー「I love my son」が収録されていますが、娘さんに向けたシングル「I love my daughter」はハートフルな曲調でしたよね。今回はポップで弾けています。

DAIGO:はい。今年、男の子が生まれたので、息子に向けた曲もないと不公平かなと思って(一同笑)。前触れもなく、いきなり“ギャーッ!”って泣くことが多いんですよ、息子は。「これはパンクだな」と(笑)、そう思ったので男の子の元気ソング。ライブでも盛り上がりそうな曲ですね。

──エンディングに息子さんの鳴き声が入ってます。

DAIGO:リアルにスマホで録音した声を入れてます。歌詞はパパから息子への目線ですね。

──「I love my daughter」では“いつかヴァージンロードを歩くのかな?”って、先のことまで予想してましたが、今回は“いつかバンドやりたいって言い出すのかな”って。

DAIGO:そうそう。こういう曲調でこういう歌詞はなかなかないんじゃないかなと思って。


▲SHINPEI (G)

──今回のアルバムを聴いて“ヴィンテージ”が表のテーマなら裏テーマは“フリー”なのかなと。自分で自由を勝ち取っていくっていう。

DAIGO:1stアルバム『BREAKERZ』に「Drive the Ocean」という曲があって、“今日こそはメルアド そりゃ聞くしかないだろ”って歌っているんですけど、もうそんな曲を書く年齢でもないっていうか。

AKIHIDE:はははは。

DAIGO:見た目的には実年齢に抗っていきたいんですけど(笑)、そういう意味でも年相応の表現方法に変わってきてますね。

──熟成されてきているんですね、最後にアルバム収録曲が育っていくだろう全6公演のツアー<BREAKERZ LIVE TOUR 2024 -Bintage->について、今の気持ちを教えてください。

DAIGO:今回のアルバムは、ちょっと制作が遅れたら発売日に間に合わなかったんじゃないかっていう…そういうのもロックだったんですが(笑)、勢いが詰め込まれた作品なので、この10曲をライブでやるのがまず楽しみ。みんなと一緒にどんなグルーヴを作っていけるのかワクワクしてます。

AKIHIDE:ツアーでお客さんたちが、この曲たちをどう膨らませてくれるか楽しみですね。みんなで作り上げるツアーにしたいです。

──一緒に歌えて盛り上がれる曲も多いですから。

AKIHIDE:そうなんです。

DAIGO:1曲のサイズもコンパクトだしね。

──ほとんどの曲が3分台ですね。

DAIGO:'90年代のバンドの曲はイントロだけで30秒とかありましたよね。もちろん、そういう曲も好きですけど、今作はスッキリしてます。


▲『Bintage』通常盤

──となると、新曲以外も多く聴けるツアーになるのかなと?

DAIGO:わかんないですけどね。やたらにギターソロが長くなって3分の曲が8分ぐらいに延びるかもしれないし(笑)。

AKIHIDE:喋りがやたら長くなるかもしれないし(笑)。

SHINPEI:ははは。アルバムには自分たちのやりたいことが惜しみなく詰まっていて、『Bintage』というタイトルが全体を見事にまとめてくれているので、どんなライブになるかぜひ体感しに来てほしいですね。

DAIGO:若い頃は、ただがむしゃらにやってましたけど、年を重ねるたびに、ライブが当たり前にできるのって貴重なことだと思うようになったんですね。そういう時間をみなさんが作っていることもありがたいなって。なので、ぜひ見に来てほしい。ファンの方々はもちろんですけど、最近見てないなっていう方や、15年ぐらい行ってなかったなっていう方も覗いてみようかなっていう感覚で。一回離れた人も、二〜三回離れた人も(笑)。

──全員、ウェルカムってことですね。

DAIGO:そうそう。これまでのBREAKERZの歴史も入っているのと同時に、『Bintage』が新しいスタートだという想いもあるので。

取材・文◎山本弘子

■8thオリジナルアルバム『Bintage』

2024年7月24日(水)リリース


【初回限定盤A (CD+Blu-ray)】\6,600(税込)
特典Blu-ray:<2022.12.6 ROCK BONDZ -WANDS × BREAKERZ->
※2022年開催のWANDSとの奇跡の対バン公演からBREAKERZパートをフル収録
▼Blu-ray収録曲
01. 激情
02. Judgment
03. SUMMER PARTY
04. Miss Mystery
05. BAMBINO 〜バンビーノ〜
06. オーバーライト
07. SWEET MOONLIGHT
08. REAL LOVE
09. 灼熱
10. LIKE A CRYSTAL


【初回限定盤B (CD+Blu-ray)】\6,600(税込)
特典Blu-ray:<2015.5.20 BREAKERZ FREE LIVE>
※2015年5月、BREAKERZ再始動日に開催されたフリーライブを完全収録。約6000名の観衆が代々木公園野外音楽堂に集結した。
▼Blu-ray収録曲
1. WE GO
2. NO SEX NO LIFE
3. Everlasting Luv
4. 絶対! I LOVE YOU
5. SUMMER PARTY
6. 灼熱
7. DESTROY CRASHER
encore
en1. B.R.Z〜 明日への架橋〜
en2. WE GO


【通常盤 (CD only)】\3,300(税込)

▼CD収録曲
01. LADY CAT
02. CHANGE THE BAD FUTURE
03. Bintage
04. あの空のフリージア
05. 真夏の雨
06. Killer
07. Free! Free!
08. I love my son
 ※『ゼロワングランドスラム2024』テーマソング
09. ふわり
10. RESTART OF LIBERTY

■8thオリジナルアルバム『Bintage』発売記念リリースイベント

※終了分は掲載割愛
7月24日(水) 19:00〜 東京・SHIBUYA TSUTAYA 8Fイベントスペース
7月25日(木) 17:00〜 東京・タワーレコード渋谷店 5階イベントスペース
7月26日(金) 18:00〜 東京・新宿マルイメン 8Fイベントスペース
7月27日(土) 12:00〜 愛知・イオンモール大高 1Fグリーンコート
7月27日(土) 18:00〜 大阪・あべのキューズモール 3Fスカイコート

■BREAKERZ 8th Album『Bintage』発売記念インターネットサイン会
7月25日(木) 20:00〜 配信スタート
配信チャンネル:リミスタ YouTubeチャンネル
https://www.youtube.com/channel/UCQ7QGT_v6Si-2-i0f9mbMBQ
※配信はどなたでもご覧いただけます

■全国ツアー<BREAKERZ LIVE TOUR 2024 -Bintage->

8月31日(土) 神奈川・新横浜NEW SIDE BEACH!!
open17:00 / start17:30
(問)DISK GARAGE:https://info.diskgarage.com/
9月07日(土) 北海道・札幌PENNY LANE24
open17:00 / start17:30
(問)WESS:info@wess.co.jp
9月14日(土) 大阪・Banana Hall
open17:00 / start17:30
(問)キョードーインフォメーション 0570-200-888
9月16日(月祝) 福岡・DRUM Be-1
open16:00 / start16:30
(問)キョードー西日本 0570-09-2424
9月21日(土) 愛知・Electric Lady Land
open17:00 / start17:30
(問)サンデーフォークプロモーション 052-320-9100
9月23日(月祝) 東京・渋谷ストリームホール
open16:30 / start17:00
(問)DISK GARAGE:https://info.diskgarage.com/

▼Support Member
Bass:Matsu
Drums:響 (摩天楼オペラ)

▼チケット
●FC限定プレミアムチケット:\19,800(税込)
・限定販売50枚
・リハーサル観覧(約15分)
・握手&撮影会
・前方エリア観覧(スタンディング)
・直筆サイン入りオリジナルデザインパス付き
※枚数制限:お一人様1枚まで
※ファンクラブ会員の方のみお申し込み可能となります。
※ファンクラブ会員証・顔写真付き身分証明書を必ずご持参ください。
※「リハーサル観覧」「握手&撮影会」は開場前に行います。受付時間などの詳細は7月末までにファンクラブよりメールをお送りいたします。
※デザインパスは会場にて当日のみのお渡しとなります。
●スタンディング:\8,500(税込)
※枚数制限:お一人様2枚まで
※整理番号順入場
※入場時ドリンク代別途必要
※未就学児入場不可
※車椅子をご利用の方はお申し込み前にお問い合わせください。
【一般販売】
受付開始:8月3日(土)10:00〜

関連リンク

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◆ツアー<Bintage>特設ページ
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