ハワイ王国第8代の国王リウオカラニ女王のサマーパレスであった場所に立つホテル

ワイキキ・ビーチ・マリオット・リゾート&スパは、リリウオカラニ女王のサマーパレスがあった歴史的な場所に立っています。その敬意を表し、1階には、リウオカラニ女王に関する展示スペースが。ホテルは、全1310室からなる大型ホテルで、2棟の客室タワーからなっています。ワイキキビーチ側の客室タワーをケアロヒラニ(天国の輝き)、山側をパオアカラニ(天国の香り)と命名し、女王に敬意を表しているのだとか。

フロントデスクも、リニューアルされ、より明るく洗練された雰囲気。フロントの左側にはアジアゲストサービスのデスクと通常のフロントがあります。アジアゲストサービスには、日本語を話せるスタッフが常駐しているため、日本人旅行客にとっても安心です。

エントランスを入ると、開放感ある場所に、巨大な木製パネルが設置されています。こちらは、地元のアーティストのカイヴィ・ヌイ・ユーン氏による「Ka Maka Hinu(カマカヒヌ)」という作品で、ハワイ語で「明るい顔」という意味です。この作品は、ポリネシアからハワイへ星や月を頼りにしてやってきた歴史、そしてハワイでの人々の繁栄を表現しているんだとか。

改装によって、歴史的な地が現代に継承されると同時に、ハワイ語で最も知られ、よく使われる「ALOHA」の文字がカラフルな置物として設置され、人気のフォトスポットに!

3階は広々とした屋上のプールデッキに大変身

この改装のなかでも、最も変わった場所が3階にあるプールエリア。一瞬こんなに広い場所があったのかと驚くほどです。上から見ても、その広さが伝わるでしょうか?さらに、写真奥には、レストランや大人専用のプールエリアが広がっています。

ワイキキ・ビーチ・マリオット・リゾート&スパ

3階のプールエリアは、両方のタワーからアクセス可能。ワイキキビーチ側には、家族専用の「Queensbreak Kealohilani Family Pool 」があり、プールの水深1.2mと浅めで小さい子ども連れの家族にとっては、特に安心!プール前には、足元から噴きだす「スプラッシュパッド」があり、子どもたちが楽しそうに遊んでいます。

ワイキキ・ビーチ・マリオット・リゾート&スパ

ファミリープール周辺には、なんと26個ものカバナが設置されています。これだけの数のカバナを備えたホテルは珍しいですね。カバナは「Family Day Package」で最大4名まで利用可能。料金は$150。

また、プールと同じくらいの広さの芝生エリアも新設され、大人も子ども楽しめるゲームが用意されています。プールと芝生の組み合わせは、子連れ家族にとっては、うれしいですよね。

ブランコのフォトスポットなども。

山側には、18歳以上のみが利用できるアダルトプール「Paoakalani Adults-Only Pool」があり、大きめのジャクジーも完備されています。

こちらにもカバナが設置されており、大人(21歳以上)だけで、静かに過ごすのに最適。大人専用のカバナは9〜19時まで利用可能で料金は$100〜。ボトルウォーター2本、フルーツプレート、ビール4杯もしくはカクテル2杯いずれかが付いています。

ワイキキ・ビーチ・マリオット・リゾート&スパ

同じ3階には、最新設備の整った24時間利用可能なフィットネスセンターもあります。

2021年に改装した客室。日本人におすすめのダブル2台の客室

ダイヤモンドヘッド・オーシャンビューからの眺め

ワイキキ・ビーチ・マリオット・リゾート&スパには、シティービュー、ワイキキシティービューからオーシャンビュー、オーシャンフロント、ダイヤモンドヘッドオーシャン、スイートなど様々なタイプの客室が用意されています。特におすすめは、ダイヤモンドヘッド・オーシャンビューの客室です。ラナイ(ベランダ)からの景色はまさに絶景で、ダイヤモンドヘッドを一望できます。

ダイヤモンドヘッド・オーシャンビューのダブル2台の客室/ワイキキ・ビーチ・マリオット・リゾート&スパ

客室は、落ち着いたトーンの色合いでクラシックなハワイの邸宅をイメージした空間だそう。

ワイキキシティービューのダブル2台の客室

続いては、ワイキキシティービューのダブル2台の客室です。ダイヤモンドヘッド・オーシャンビューのダブル2台の部屋とほぼ同じサイズで、最大4名まで滞在可能です。ダブルベッド2台が配置されているにも関わらず、十分なスペースが確保されており、広々とした造り。部屋の壁には、サンゴ礁をモチーフにしたオブジェが飾られ、淡い色調が、心地よい空間を演出しています。

L字型のコーナーには、ソファが配置され、ベッド以外の場所でくつろぐことも可能。さらに、ソファの横には、USBタイプC、USB電源ポート、電源コンセント(タイプA)が完備されており、充電に便利です。クッションカバーにも、ハワイらしいデザインが施され、ところどころハワイを感じます。

バスルームも広々としており、ウォシュレット付きのトイレに、日本人にはうれしいバスタブが設置されています。

バスタブ以外にも、日本人に好まれる設備が。シャワーは固定式とハンドシャワーの両方が備え付けられています。シャンプー、リンス、ボディーソープは、マリオットが目指す使い捨てのプラスチック削減のため、備え付けのポンプ式ボトルが用意されています。アメニティなどを中心にハワイのホテルでは、環境に配慮した取り組みも進められており、ホテル全体が持続可能な運営を目指しています。

オーシャンフロントのダブル2台の客室/ワイキキ・ビーチ・マリオット・リゾート&スパ

客室のカテゴリーは多岐にわたっており、予算や望む景色に応じて選択できるのも特徴のひとつ。特にダブルベッド2台の客室は、バスタブとウォシュレットが完備されているため、特におすすめです。


2023年から登場した新しいルアウや新鮮な地元食材を使うレストラン「Queensbreak」

ワイキキ・ビーチ・マリオット・リゾート&スパには、3階に位置する「Queensbreak」があります。このレストランの名前は、リウオカラニ女王の憩いの場所とリゾート近くにあるサーフポイントの「クイーンズ」に由来しています。オープンエアの空間で、レストラン内やプールサイドのどちらでも食事を楽しむことができます。営業時間は、11〜22時まで。

「イーストコーストロブスタースタイルロール」$32/ワイキキ・ビーチ・マリオット・リゾート&スパ

「Queensbreak」では、ホテル周辺の菜園と提携し、地元の農業をサポートしつつ、お客様は新鮮な食材を使った料理を食べることができます。

「ハマクア・マッシュルーム・ピザ」$24

「イーストコースト クラブケーキ(ディナーのみ)」$31/ワイキキ・ビーチ・マリオット・リゾート&スパ

ワイキキ・ビーチ・マリオット・リゾート&スパ

2023年6月からは、新たにハワイの宴会のルアウ「パイナ・ワイキキ」が始まりました。このショーは、3階の「Queensbreak」プールデッキで、毎週月、水、金、土、日曜日の週5日、夕方17時30分から20時(VIP席は17時15分〜)に開催されています。

ワイキキ・ビーチ・マリオット・リゾート&スパ

ワイキキ・ビーチ・マリオット・リゾート&スパ

ティハティ・プロダクションズがプロデュースする「パイナ・ワイキキ」は、ハワイの文化を反映したフラ・カヒコ(古典フラ)、フラ・アウアナ(現代フラ)、そしてファイヤーダンスなどのパフォーマンスが見どころです。

ワイキキ・ビーチ・マリオット・リゾート&スパ

ショー前にはレイ・グリーティングやウェルカム・マイタイでお客様を盛り上げ、レイメイキングのデモンストレーションやテンポラリー・ポリネシアン・タトゥーなどが楽しめます。そして、ビュッフェではカルアポーク、ロミサーモン、ポイなどのハワイ伝統料理や、フリフリチキン、12時間ローストしたプライムリブなども味わえます。
料金は、ショーのみの大人(11歳以上)が$125〜、食事付きの一般席の大人(11歳以上)は$170です。このイベントの一部収益は、非営利団体「フレンズ・オブ・イオラニ・パレス」に寄付され、イオラニ宮殿の維持と修復に役立てられているんだとか。観光客でも楽しむことで、ハワイの文化に触れつつ、地域貢献もできるんです。
ワイキキ・ビーチ・マリオット・リゾート&スパには、「Queensbreak」「パイナ・ワイキキ」以外にも、ハワイで人気のイタリアンレストラン「アランチーノ・ディ・マーレ」や、新鮮なシーフードや創作寿司を楽しめる「サンセイ・シーフードレストラン&寿司バー」、そして、ステーキハウスの「d.k.ステーキハウス」、なさまざまなジャンルのレストランが揃っています。ぜひお気に入りのレストランを見つけて、ハワイの美食を満喫してください。

ワイキキ・ビーチ・マリオット・リゾート&スパ

ワイキキ・ビーチ・マリオット・リゾート&スパは、ワイキキビーチに近く、観光やショッピングにも便利な立地が特徴。ハワイ滞在をさらに楽しめること間違いなし!2021年に改装した客室やプール、そして2023年から始まったルアウショー、地産地消で新鮮な食材を使ったレストランなど、ここでしか味わえない体験がたくさんあります。

ワイキキ・ビーチ・マリオット・リゾート&スパ

リゾートフィーは、毎日1部屋あたり$50+州税かかりますが、ホテル内でヨガ、ウクレレ、フラ、レイメイキング、マイタイクラス、シェイブアイス作りなどのフィットネスやカルチャー、クッキングクラスに参加が可能。毎日さまざまなアクティビティがあり、スケジュールを要チェック!また、ビーチに行く際は、ホテル1階の「ワイキキ・サンド・バー」で、ビーチチェア2台またはブギーボード2枚、ビーチチェア1台とブギーボード1枚を無料で貸し出しする特典もあります。ビーチでのゆっくりした時間を満喫できますよ。
コロナ禍で大変身したワイキキ・ビーチ・マリオット・リゾート&スパに、改装後まだ訪れていない方は、ぜひ滞在してみて!以前宿泊したことがある人も、驚くこと間違いなし。

■ワイキキ・ビーチ・マリオット・リゾート&スパ
住所:2300 Kalakaua Avenue, Honolulu, HI 96815
TEL:808-922-6611
チェックイン/アウト:15時/11時
料金:ワイキキシティビュー$325〜、ダイヤモンドヘッドオーシャン $385〜、オーシャンフロント$428〜(州税・オアフ島宿泊税 計17.962%別)、リゾートフィー$50+州税
URL:https://www.marriott.com/ja/hotels/hnlmc-waikiki-beach-marriott-resort-and-spa   

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Text:宮本紗絵
Photo:宮本紗絵、ワイキキ・ビーチ・マリオット・リゾート&スパ
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