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米テレビドラマ界のアカデミー賞ともいわれるエミー賞、2024年(第76回)のノミネーションが発表となった。真田広之が主演・プロデュースを務めた話題の日本時代劇が日本系作品としては本年度最多25ノミネートの快挙。史上最多11名の日本人ノミネートとなった。

「SHOGUN 将軍」はもともと1シーズン限りのリミテッドシリーズとして制作されたが、エミー賞に提出する直前、シーズン2更新予定を発表。これによってリミテッドシリーズ部門ではなく、より激戦区であるドラマシリーズ部門に挑んだという作戦である。

無事にドラマシリーズ部門の作品賞にノミネートを果たしたが、競合作品は手強いものばかり。「ザ・クラウン」()「Fallout」()「ギルデッド・エイジ -ニューヨーク黄金時代」(Max)「ザ・モーニングショー」(Apple TV+)「Mr.&Mrs. スミス」(Prime Video)、「窓際のスパイ」(Apple TV+)、「三体」(Netflix)といった評判作がひしめく。

もっとも、「SHOGUN 将軍」はRotten Tomatoes批評家スコア99%、視聴者スコア91%の鉄壁を誇っており、リリース時にはポスト「ゲーム・オブ・スローンズ」競争を制したと米メディアでも称賛。とりわけアメリカでは大きなブレイクを果たしており、受賞の可能性も有望視できる。

そのほか、「SHOGUN 将軍」が果たしたノミネーションは以下の通り。

作品賞 ドラマ・シリーズ部門 主演男優賞:真田広之 主演女優賞:アンナ・サワイ 助演男優賞:浅野忠信/平岳大 ゲスト男優賞ドラマ・シリーズ部門:ネスター・カーボネル キャスティング賞:川村恵 サウンドミキシング賞:Takashi Akaku サウンドエディティング賞:Ayako Yamauchi スタントパフォーマンス賞:Hiroo Minami/Nobuyuki Obikane ピリオドコスチューム賞:Kenichi Tanaka 歴史劇物語/ファンタジー部門(1時間以上) キャスティング賞 ドラマ・シリーズ部門 撮影賞 シリーズ番組(1時間)部門「按針」「紅天」 衣装賞  歴史劇部門  監督賞 ドラマ・シリーズ部門 編集賞 ドラマ・シリーズ部門 メインタイトルデザイン賞 音楽賞 オリジナル・メインタイトル・テーマ音楽部門 音響編集賞 コメディ/ドラマ・シリーズ(1時間)部門 音響賞 コメディ/ドラマ・シリーズ(1時間)部門 視覚効果賞 シーズン/テレビ映画 部門 脚本賞 ドラマ・シリーズ部門「按針」「紅天」

ノミネーションを受け、真田広之はコメントを発表している。

「栄誉あるエミー賞に、「SHOGUN 将軍」にてノミネートされたことを大変嬉しく、光栄に思います。あらためて、作品に関わって下さった全ての方々に感謝いたします。
そして「SHOGUN 将軍」を応援して下さった視聴者の皆様、本当にありがとうございました。
これを励みに、より良いシーズン2を目指して参りたいと思います。」

また、音楽部門でのノミネートも快挙だ。日本人がエミー賞の音楽部門2部門にノミネートされることは非常に稀であり、日本の伝統音楽や雅楽が関わる音楽がノミネートされたのは歴史上初めてのこと。劇中音楽とテーマ曲の編曲やレコーディングを担当した栃木県出身の作曲家・石田多朗は、アッティカス・ロスをはじめとしたロサンゼルスの作曲チームから依頼をうけ、雅楽や日本伝統音楽に関するさまざまなアレンジやレコーディングを行っており、本作を通じて日本伝統音楽の魅力を世界に発信した。

「SHOGUN 将軍」は、日本とハリウッドが史上初となる深い連携と共に本気で手を組み、時代劇と共に真っ向から世界に挑んだ作品。この作品を通じて日本人俳優の実力や、きめ細やかな製作のこだわりが世界中から注目されることになった。

エミー賞の受賞結果は2024年9月16日(日本時間)に発表。果たして「SHOGUN 将軍」は天下を獲るか?

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