新宿区の早稲田大学大隈記念講堂でパフォーマンスを披露する台北市立建国高校連合マーチングバンド

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(東京中央社)台北市立建国高校連合マーチングバンドが15日から日本に滞在し、東京近郊の高校や大学の吹奏楽部との交流を行っている。16日には新宿区の早稲田大学大隈記念講堂を訪問し、吹奏楽団を擁する同大応援部と互いにパフォーマンスを披露するなどして親交を深めた。

連合バンドには建国高の生徒を中心に、台北近郊の高校や大学計10校から57人が参加。23日までの期間中、早稲田大の他、強豪として知られる東海大学付属高輪台高校(港区)や昨年台北で開催された中華民国国慶日(国家の日)の祝賀式典に出演した東京農業大学第二高校(群馬県高崎市)の吹奏楽部などと交流する。

連合バンドはこの日、日本の作曲家、八木澤教司さんが台湾原住民(先住民)族タロコ族の民謡をモチーフに作曲した「タロコ族民謡による叙事詩『狩猟の歌』」など2曲を演奏。早大応援部は日本特有の応援やチアリーディング、吹奏楽などを披露した。

連合バンドのキャプテン、周郁翔さんは中央社の取材に応じ「早大のパフォーマンスを見てすごいと思ったし、活力があって驚いた」と話した。

交流の司会を務めた早大の西村礼緒奈さんは、連合バンドのパフォーマンスに感動し、多くのことを学んだと語った。同じく司会をした勝真優美さんと共に、機会があれば台湾を訪れて公演したいと口をそろえた。

(楊明珠/編集:田中宏樹)