XFN-ASIAによると、中国共産党の中央規律検査委員会は、同国国営の上海国有資産経営公司の幹部数人が、70億元(約1040億円)余りの資金を不動産投資に不正流用したとして、取り調べている模様だ。地元の経済専門紙「21世紀経済報道」が匿名の情報源の話として、伝えた。不正流用した資金のうち、8割以上は民間の不動産開発業者へ融資資金として回され、幹部らは年率6-15%の利益を上げていたという。

  同資金を管轄する上海国有資産監督管理委員会は、上海国有資産経営に対し、当局の捜査に積極的に協力するよう命じた。同委員会をめぐっては、同委主任の凌宝亨氏が先月、市の年金・住宅資金の不正流用事件に関与した疑いで、当局から事情聴取を受けていると報道されたばかり。この事件では上海市のトップだった陳良宇・市共産党委員会書記がすでに解任されている。【了】

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