米ユタ州のキャニオンランズ国立公園(2018年4月24日撮影、資料写真)。(c)Mark Ralston / AFP

写真拡大

【AFP=時事】熱波に見舞われている米ユタ州で先週末、親子2人を含む3人がハイキング中に死亡した。国立公園局が明らかにした。

 現地当局によると、父親(52)と娘(23)は12日、キャニオンランズ国立公園(Canyonlands National Park)で「道に迷い、水が尽きて」、死亡した。 当時の気温は37.8度で、救急隊が現場に到着した時には、2人とも死亡していた。

 13日には、スノーキャニオン公園(Snow Canyon Park)でもハイキングをしていた女性(30)の遺体が見つかったと現地警察が発表。脱水の危険性について市民に警告した。

 米西部は2週間前から激しい熱波に見舞われている。熱波は現在、東に移動している。

 米国立気象局(NWS) は15日、1億5000万人を対象に猛暑警報を発令していると明らかにした。

 ネバダ州ラスベガス(Las Vegas)では7日、観測史上最高の48.9度を記録した。

 欧州連合(EU)の気候監視ネットワーク、コペルニクス気候変動サービス(C3S)によると、先月は世界で観測史上最も暑い6月だった。

【翻訳編集】AFPBB News

■関連記事
パリ五輪は東京以上の酷暑? 研究者が改めて警告
熱波のギリシャで観光客の死亡相次ぐ 高齢者ら6人
「史上最も暑い6月」 世界平均気温13か月連続で更新 EU機関