日本冠動脈外科学会が10日、厚生労働省で記者会見し、心臓手術で広く使われている米ジョンソン・エンド・ジョンソン製の超音波メスが急きょ販売終了となり、患者に影響が出る恐れがあると明らかにした。同社が国内メーカーなどと協力して代替機器を開発する必要があると訴えている。

 販売終了となるのは「ハーモニックシナジー」。出荷先の64%が日本で、全国約580施設で導入されている。狭心症や心筋梗塞の患者に対して、新たな血管をつないで血液の流れを改善する冠動脈バイパス手術の8割以上、年間約1万5千人に使われている。代替手段だと治療経過が悪化する懸念があり、似た機器を開発するよう求めている。