外交部(資料写真)=(聯合ニュース)

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【ソウル聯合ニュース】国連教育科学文化機関(ユネスコ)の諮問機関、国際記念物遺跡会議(イコモス)が新潟県の「佐渡島の金山」の世界文化遺産登録に関し、一部地区を世界遺産の構成から除くべきだと勧告したことを巡り、日本側がこの勧告を受け入れる方針を示したと報じられたことについて、韓国外交部の当局者は14日、説明や展示にあたっては明治以降を含めた全体の歴史を扱うよう求めた勧告についても受け入れることを求めるとコメントした。

 同当局者は全体の歴史に対する説明が必要という韓国政府の立場は、イコモスの勧告にも反映されているとし、「日本がこの勧告も積極的に受け入れることを願う」と述べた。

 日本メディアの報道などによると、イコモスは日本政府が価値を主張する江戸時代よりも後の時代の遺構が多く残る地区を推薦範囲から外すべきなどと勧告。日本側は13日、これを受け入れる方針を示した。

 韓国政府は佐渡金山について、日本による植民地時代に朝鮮半島出身者が強制労働させられた現場であるため全体の歴史が忠実に反映されなければならないとの立場を堅持している。