AFX通信によると、米自動車2位フォード・モーター系の米自動車部品大手ビステオンは10月31日、第3四半期(7−9月期)決算を発表した。経営再建を進めるフォードの生産調整の影響で、最終損失は1億7700万ドル(約207億円)、1株当たり1.38ドルと、前年同期の2億0700万ドル(約242億円)、1株当たり1.64ドルから赤字幅を圧縮したものの、市場予想の1株当たり76セントの赤字を上回る赤字だった。

  同社はまた、北米と欧州でホワイトカラー900人の削減を行うことを併せて発表。全世界のホワイトカラー層の総従業員1万6000人の13%にのぼる大規模な人員削減で、年間約7500万ドル(約88億円)の節減を図る。この他にも、2007年四半期までに同規模の人員削減が行われるものとみられており、削減コストは約6500万ドル(約76億円)と見積もられている。

  マイケル・ジョンストンCEO(最高経営責任者)は「自動車業界を取り巻く状況の変化に適応していかなくてはならない。今後も適切な調整を行う」と述べた。同社は30日に、受注減の影響で2007年上期の生産高が前年同期比8−12%減となるとの見通しを示している。

  また、2006年通期の税・利子・リストラ費用を含む特別項目を除いた最終利益見通しを、8月に発表した1億7000万−2億ドル(約199億−234億円)から4000万−5000万ドル(約47億−58億円)に下方修正した。純損失は2億1600万−2億2600万ドル(約252億−264億円)の見通し。

  NYSE(ニューヨーク証券取引所)でのビステオンの株価は前日比12セント高の7.38ドルに上伸した。 【了】■関連記事
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