デヴィッド・ベッカムとヴィクトリア・ベッカム夫妻の長男、ブルックリン・ベッカム。雑誌『インスタイル』のインタビューで、ネポベイビーだと批判されることについてついて語った。

デヴィッドといえばサッカー界の大スター。ヴィクトリアは元スパイス・ガールズで今ではイギリスを代表するデザイナーとして活躍している。ブルックリン自身はサッカー選手を目指していたものの芽が出なかったのかキャリアチェンジ。モデルとしてデビュー、その後写真家を目指して大学に入るも退学。その後は「デヴィッドとヴィクトリアの息子」としてセレブ界を徘徊しつつ、俳優のニコラ・ペルツと愛を育みゴールイン。今ではシェフを目標にSNSで動画を発表しているが、ユニークすぎるメニューやプロとはいえない手際でネットをざわつかせている。特に成功していないのにセレブ界にいられるのはネポベイビー、つまり2世セレブだからだと批判され続けている。

インタビューでそのことについて聞かれるとブルックリンは「こう生まれたことは、僕にはどうしようもない」と回答、生まれは選べないと語った。「これ以上いい親を望むこともできないし、僕はただ一生懸命働いて成功しようとしているんだ。それしか言えない」。

ブルックリンも自分のキャリアが迷走気味なのを察しているよう。これまで世間から批判されるたびに両親が励ましてくれたと話している。「2年前までは自分が一体何をやっているのかわからなかった。僕に向けられるくだらない言葉について、母はいつも『間違っていると証明しなさい』と言うんだ。『くだらないことに反応しないで、ただそれが間違っていることを証明しなさい』ってね。僕が長い間、特にこの数年望んでいたのは本当に成功したかったということなんだ」。ニコラと結婚後、特に頑張ってきたことをアピールしている。

ちなみにブルックリンはこれからも食の業界で仕事をしていくもよう。Facebook Watchで配信していた料理番組「Cookin’ with Brooklyn」は残念ながらヒットしなかったが、この秋には「クラウド23」というベンチャーを立ち上げることを告白している。23は父デヴィッドの背番号と、妻のニコラにプロポーズした日にちなんでいるという。ブルックリンは「嫌われるのはいつものこと。それは構わない。もっと悪くなるだろう。そうならないことを願うけれど」とヘイターたちの反応については諦め気味。「でもみんなにクラウド23を試してもらうのが楽しみなんだ。他に何を言えばいいんだろう。20年後に自分のビジネスをどうしたいのか? 自分の製品がどこにでもあるようにしたいし、自分のレストランを持ちたい。成功するためには幸せでなくてはならない。それが大切なんだ」。以前ブルックリンはニコラの父、つまり自分の義父にあたる大富豪実業家ネルソン・ペルツにビジネス術を指南してもらっているとも報じられていた。ブルックリンが今度は何を始めるのか、「クラウド23」の正式発表を楽しみに待ちたいもの。