鈴木京香(55)の病気療養を支えるため、仕事をセーブしていたが、復帰作の日曜劇場『アンチヒーロー』でさすがの演技を見せている長谷川

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春ドラマの番宣を巡る、俳優たちの失態が話題になっている。

「日曜劇場『アンチヒーロー』(TBS系)で主演を務める長谷川博己(47)が同局の『THE TIME,』に遅刻。カンテレ『アンメット ある脳外科医の日記』にメインキャストで出演している若葉竜也(34)は、情報番組での番宣のハシゴ――いわゆる電波ジャックに参加するも、不機嫌そうに見えたことで″令和のエリカ様″とネットで炎上する事態となりました」(スポーツ紙記者)

出演ドラマや映画の宣伝を兼ねて俳優が情報番組やバラエティ番組に出演する番宣稼働が定着して久しい。かつては、お飾り程度に出演して最後に作品の告知をするのが定番だったが、近年は体当たり企画にも挑戦するなど、ガッツリと参加するケースが増加している。

お茶を濁す程度に出演していると、すぐ毒舌系芸人たちにイジられるようになりましたからね。それに、番宣でもギャラは発生するので、″楽しめて割の良い仕事″と乗り気な俳優も増えました」(キー局プロデューサー)

番宣に前向きな俳優が増えているからこそ、長谷川と若葉の失態が目立つ形となったわけだが……芸能プロ幹部は2人をフォローする。

働き方改革が浸透し、寝る間もないほどのカツカツな進行は激減しましたが、それでもドラマを撮影しながら番宣するメインキャストの負担は大きい。とくに若葉は民放ドラマにレギュラーで出ること自体が稀で、″バラエティは向いていない″と公言しています。番宣に不向きな彼を引っ張り出したドラマスタッフ側に落ち度があったのでは?」

一方、バラエティ番組スタッフ側からは「引き受けたからには手を抜くのはプロ失格」という意見も出ている。

「″番宣俳優″を演じればいい。本業ではないから手を抜いていいと思っているとしたら、バラエティをナメていますよね」(制作会社ディレクター)

まさに賛否両論。だが、「番宣は必ずしもドラマの視聴率に直結しない」という意見が現場では主流なのだという。

「結局、ドラマ自体が面白くなければ視聴者は観続けない。作品の魅力をアピールするなら、話題になったシーンを切り抜きにしてYouTubeにアップしたほうが、視聴率アップに繋がりますよ。番宣はドラマの制作スタッフが″こんなに宣伝しましたよ″と局の上層部にアピールしたい自己満足にしか見えません」(前出・芸能プロ幹部)

「メインキャストを出演させるための苦労を考えると割に合わない」と考えるテレビマンも少なくない。

「番宣稼働する俳優は主演級なので、多数のCMに出演しています。NGなど確認事項がとにかく多いんですよ。たとえば、街ロケに参加してもらう場合、立ち寄り先の店にスポンサー企業の商品が置いてあるかどうかチェックしなければならない。通常の何倍も気を遣いますよ」(前出・制作会社ディレクター)

それでも「番宣がなくなることはない」と前出のプロデューサーが言う。

「やめてしまうと、続けている局の作品が目立つ。話題になる可能性があるので、退くに退けないのです……」

″消耗戦″はまだまだ続きそうだ。

『FRIDAY』2024年5月24日号より