世界に2体のスター・ウォーズ激レアアイテムがオークションに登場
スター・ウォーズの名台詞「May the Force be with you」にかけて、5月4日はスター・ウォーズの日でした。ファンのみなさんは、楽しみましたか?
いや、5月4日だけに限らず、5月はスター・ウォーズの月。一年で一番スター・ウォーズファンが盛り上がる月です。世界のディズニーパークでも5月限定フードやってます。
そんなスター・ウォーズの月を締めくくるのにふさわしいイベントがあります。1976年創業の老舗かつ世界最大規模のオークションハウス、ヘリテージ・オークションがスター・ウォーズをテーマにしたオークションを5月31日に開催。300点近いスター・ウォーズアイテムが出品されます。
その中から気になったものをちょっとピックしてみました。
ボバ・フェットのお蔵入りおもちゃ
入札額(本記事執筆時):6万ドル
今回のオークションの目玉アイテムがこちら。お蔵入りしてしまったおもちゃのプロトタイプです。1979年にアメリカの玩具会社ケナー・プロダクツが制作しようとしたおもちゃ。人気キャラクターボバ・フェットをロケットみたいに飛ばして遊べるという企画。
企画当初から、ケナーの法務部はおもちゃを危険視していたものの、絶対楽しいし人気出るぞー!とエラい人は企画を続行。ただ、最終的には、やはりおもちゃの安全性が確保できない(同時期に他社のおもちゃで子どもの死亡事故が起きたことも影響)として、発売を断念。ボバ・フェットロケット企画はお蔵入りとなりました。
が、その時に試作品として作られたボバ・フェットがいくつかあり、当時の社員が自宅に持ち帰ったものが破棄されずに残っていました。
試作品が全部で何体あったのかは不明ながら、その多くは人形の型をテストするためのものでペイントなし。ただ、5体だけハンドペイントを施されたものが発見されており、2体と3体でペイントカラーが異なっていました。今回オークションに出品されるボバ・フェットは、この5体のうちの1つであり、現存する2体の1つ。
長い話をまとめると、レア中のレア、最上級のレアアイテムなのです。ヘリテージ・オークションの鑑定書もついています。
台本 第4稿
入札額(本記事執筆時):1万2000ドル
『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』の台本。それだけでもコレクションとして素晴らしいのに、なんとジョージ・ルーカス氏のサイン入り。しかも、映画制作の予算見積もりつき。予算見ていくのちょっと楽しい。
未開封VHSテープ
入札額(本記事執筆時):5,000ドル
スター・ウォーズのVHS成功が、家で映画を見るという新しい映画の消費方法を確立したと言っても過言ではありません。1977年公開の『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』が1982年にVHSでリリース。オークションに出品されるテープは、リリース当時のまま未開封!
反乱軍パイロットの衣装
入札額(本記事執筆時):4,000ドル
ストームトルーパーや帝国軍のヘルメットを制作したことで知られるコスチュームや小道具のデザイナーAndrew Ainsworth氏による手縫いです。
映画公開ポスター 香港ver.
入札額(本記事執筆時):2,500ドル
『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』が公開された当時の香港版のポスター。
ハン・ソロのカード
入札額(本記事執筆時):2,100ドル
1977年に発売されたTopps初のスター・ウォーズトレーディングカード。1977年から1978年の間に5シリーズリリース。ハン・ソロはシリーズ1の#3。このカードがオークションに出回るのも珍しいうえに、ここまで状態がいいのはレアだそう。
同じトレーディンカードシリーズから、レイア姫やC-3POも出品されています。