J1湘南、決定機阻止の一発退場は「不憫」「結構際どい」 VAR介入で判定変更も賛否
大岩の横にはDFキム・ミンテもいたが…
湘南ベルマーレは4月13日、J1リーグ第8節で横浜F・マリノスと対戦し2-2と引き分けた。
DF大岩一貴がVAR（ビデオ・アシスタント・レフェリー）介入の結果一発レッドカードで退場となった場面は、ファンの間でも賛否が分かれているようだ。
前半21分、横浜FMが特別指定選手のFW塩貝健人のJ1初ゴールで先制。同41分に湘南はMF平岡大陽の得点で追い付く。後半3分に横浜FMのMFナム・テヒにこぼれ球を押し込まれ勝ち越しを許した展開で、さらなる苦境に追い込まれる。
後半28分、ロングボールでチャンスを作る横浜FMは途中出場のFW宮市亮が短いスルーパス。湘南DFの間を割って入ったFWアンデルソン・ロペスが突破を図ろうとした際、大岩がうしろから倒してしまう。
上村篤史レフェリーは大岩へイエローカードを提示。横浜FMにフリーキックを与える判断をした。しかし、ここでDOGSO（通称ドグソ／Denying an Obvious Goal-Scoring Opportunity／決定的な得点機会の阻止）の可能性を鑑みてVARチェックが入る。
オンフィールドレビューを実施したのち、上村レフェリーは判定を変更。イエローカードを取り消し、後半30分に大岩へレッドカードを改めて提示した。この一発退場で1人少なくなった湘南だったが、同35分に一瞬の隙を突きFW福田翔生がネットを揺らし、2-2のドローでゲームを終えている。
大岩の退場シーンでは、すぐ右側にDFキム・ミンテも戻っていたためファンからはSNS上で「ちょっと湘南には不憫」「かなりギリギリな判断」「厳しい」「カバーは真横で間に合ってない」「結構際どい判定」と賛否の声が上がっていた。
DOGSOとなる4要件は以下のとおり。
（1）反則とゴールとの距離
（2）全体的なプレーの方向
（3）ボールをキープ、またはコントロールできる可能性
（4）守備側競技者の位置と数（FOOTBALL ZONE編集部）
