“ただの帽子”みたいな自転車用ヘルメット。安全を取り入れるきっかけに
自転車運転時の「ヘルメット」の着用が努力義務化されてから早一年。
ヘルメットの常用がなかなか広がらず当事者意識を持ちにくい要因の一つとして挙げられるのが、ヘルメットそのもののゴツすぎる見た目。
先週末に開催されたCYCLE MODE TOKYOで見つけたこのヘルメットは、とてもカジュアル。これなら抵抗感なくヘルメットをつけられそうです。
選択肢豊富な「帽子のようなヘルメット」
ヘルメットや車両周辺部位の製造販売を行なうOGK KABUTOのブースで見つけたのは、帽子のようなヘルメット。
キャップやキャスケットのヘルメットカバーを、ヘルメットにかぶせるようにして使います。
キャップタイプの「LIBERO」を着用してみるとこんな感じ。後頭部まですっぽりカバーしてくれる安心感がありつつ、これまでにないカジュアルな印象です。
キャスケットのような「Raffine（2024年新モデル）」は丸みのあるデザインと、ボタンのあしらいが相まって、よりスタイリッシュ。
ちなみに、ヘルメット本体は共通なほか、ヘルメットカバー単品でも購入可能。Amazon（記事執筆時）では、セットで6,797円（税込）、LIBEROのカバー単品で3,147円（税込）で販売されていました。
はじめにヘルメット本体とカバーをセットで買っておけば、デザインを変えたいときにカバーを買い足して使うこともできますね。
また、頭周54〜57cm（未満）のほか、メンズにも使いやすい57〜60cm（未満）サイズもアリ。
特にキャップタイプはスーツや学生服にも合わせやすい色味で、自転車通学や通勤時の着用にぴったりだと思いました。
安全性の基準を満たした軽量ヘルメット
いかにもヘルメット、ではない見た目以外に、もう一つ感心したのがヘルメットの軽さ。
はじめに紹介した「LIBERO」でいうと、頭周54〜57cm（未満）は参考重量315g、頭周54〜57cm（未満）は345gと比較的軽量。
それでいて、「SG基準」の安全性を満たしているのもポイント。SG基準は「製品安全協会」が定めたもので、ヘルメットの衝撃吸収性、あごひも強度、ロールオフなど複数の厳しい試験を実施しているもの。
警視庁によると、自転車乗用中の交通事故で亡くなられた方は、約5割が頭部に致命傷を負っており、頭部を守る安全性と被りやすさを両立したヘルメットを選ぶことはとても重要。
ヘルメット着用は義務ではないため罰則や罰金が発生することはないのですが、警視庁のこのデータを目の当たりにすると、後回しにできない課題と言えます。
自転車事故への万が一の備えを自分ごとにするために、まずは「OGK KABUTO」のアイテムからヘルメットデビューを検討してみては？ きっとヘルメット着用の習慣化の入り口になってくれますよ。
Source: OGK KABUTO, Photo: mio
