【東京新聞杯予想】前走同距離組が良績残す 前走2000m組に要求される“好走条件”とは
今週の日曜日は、東京競馬場で東京新聞杯(GIII・芝1600m)が行われます。
過去10年の東京新聞杯では前走1600mだった馬が6勝2着6回3着5回と良績を残しています。前走で今回と同じ距離に出走し1600mの流れを経験する事が強みとなって好結果を生んでいるのかもしれません。
次いで結果を残しているのが前走2200mに出走していた馬で3勝2着1回3着1回。ただし、前走2200mで馬券に絡んだのは前走がエリザベス女王杯だった馬。つまり牝馬しか馬券に絡んでいません。前走がエリザベス女王杯だった馬に限ると単勝回収率595%、複勝回収率251%と優秀。残念ながら今年の出走馬に前走がエリザベス女王杯だった馬はいませんが、このデータを覚えておけば来年以降の東京新聞杯では思わぬ高配当を手に入れる事が出来るかもしれませんので忘れずに記憶しておきたいところです。
ここでは、上位人気が予想される馬の死角となりそうなデータをひとつ紹介します。
【条件】
前走2000mに出走(ただし、オープン特別以上の芝1600mで勝利実績のある馬は除く)
[0-0-0-7]複勝率0%
該当馬:サクラトゥジュール、ホウオウビスケッツ、マスクトディーヴァ
(過去の該当馬:14年コディーノ1番人気4着)
※特に言及のない限り、データは過去10年間を対象にしています。
上位人気が予想されるマスクトディーヴァが該当しました。
前走で2000mだった馬は13頭出走し2着1回3着1回。馬券に絡んだ2頭にはオープン特別以上の芝1600mで勝利した実績がありましたので、距離適性の高さを活かし好走出来たと考えられます。
これまでマスクトディーヴァは全て1800m以上に出走し1600mの経験はありません。1600mへの適性は未知数ですし、別定戦で4歳牝馬ながら56キロを背負うのも良い材料とは言えません。
これが人気薄ならばリスクを負う価値も多少はありそうですが、マスクトディーヴァは上位人気が有力な馬。リスクとリターンを考えると大きな見返りは期待出来そうになく、ハイリスク・ローリターンで妙味は感じられません。
そう考えるとここはマスクトディーヴァではなく、他の馬を狙う方が大きなリターンを得られる可能性が高まると言えるのではないでしょうか。
重賞レースの参考に、是非お役立てください。