佐々木朗希

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 遠からず「邦人スタートリオ」が結成されるのだろうか。先ごろメジャー志望が報じられたロッテの佐々木朗希投手(22)。ようやく契約更改を終えたが、本人は「ドジャースまっしぐら」だというのだ。

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 一昨年4月、史上最年少で完全試合を成し遂げた「令和の怪物」は、契約未更改のまま越年という異常事態を引き起こした。

「昨年12月、スポニチアネックスが『今オフのメジャー挑戦要望』と報じたものの、球団はこれを容認せず、すでにポスティングシステムでの移籍申請期限は過ぎました。今季はロッテに残らざるを得ません」(スポーツ紙デスク)

フロント幹部は「優勝してからにしろ」

 佐々木は昨春、WBCで2試合先発。大きなアピールを果たしたわけだが、

「昨季の防御率1.78はさすがの数字でしたが、7月には左わき腹肉離れなどで離脱し、結局は7勝止まり。プロ入り後4年で一度も規定投球回数に達していません。ロッテは、1年目は出場選手登録をしないまま一軍に帯同させるなど大事に佐々木を育ててきた。それが結実したと思ったらメジャーに行きたいというのだから、フロント幹部は『渡米したいのなら球団を優勝に導いてからにしろ』と腹を立てています」(同)

面談をセッティング

 MLBでは、25歳未満の海外選手はマイナー契約からスタートする。この「25歳ルール」によって契約金・年俸は計500万ドル程度まで抑えられ、17年に23歳で渡米した大谷翔平の初年度は年俸54万5千ドル。日本ハムには上限額である2千万ドルの譲渡金が支払われたのだが、

「現在のルールでは、佐々木の契約金が大谷と同等だとしても、ロッテへの譲渡金は約40万ドルにしかなりません。またメジャーでは中6日といった特別扱いもなく、シーズンを通してフル稼働したことのない彼が耐えられるか疑問です」(同)

 が、高校時代からメジャー志向が強かった佐々木は、

「WBCでダルビッシュ有や大谷らと交流し、いっそう思いを強くしました。プライベートでは山本由伸とも親しく、一昨年のシーズン終了後はWBCのPRでともにフロリダ入りし、決勝の会場となったローンデポ・パーク球場で対談。バーベキューに興じる映像も撮影しています」(同)

 その山本もドジャース入りし、佐々木は目下、同球団しか念頭にないという。

佐々木朗希

「実は昨年秋、電通のスポーツ局員や、LAでスポーツビジネスコンサルタントを務める日本人女性らが、佐々木とドジャース関係者との面談をセッティングしています。以降、佐々木は彼らに全幅の信頼を寄せ、密に連携しながらロッテとの交渉を続けているのです」(事情通)

山本より佐々木に期待するスカウトも

 メジャーは佐々木をどう見ているのか。「Full-Count」編集部の小谷真弥氏は、

「少なくとも今季はメジャーに来ないので、現地メディアで大々的に取り上げられてはいませんが、昨年のWBCの時点ですでに注目度は高く、『来季(24年)は山本という投手が来るかもしれないが、その先に来る投手はもっと楽しみだ』と、より佐々木投手に期待するスカウトもいました。大谷選手が移籍した際には27球団が獲得に動いたといわれていますが、佐々木投手の場合も同じくらいの数になると思います」

 千葉からLAへと飛び立つ日は到来するのだろうか。

「週刊新潮」2024年2月1日号 掲載