フェブラリーSに出走予定のドンフランキー(撮影:井内利彰)

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 昨年はプロキオンSでJRA重賞、東京盃で交流重賞を勝ったドンフランキー(栗東・斉藤崇史厩舎)。1月23日にノーザンファームしがらきから栗東へ帰厩しており、今朝31日は次走予定のフェブラリーS(2月18日・東京ダート1600m)に向けた2週前追い切りを行っている。

 調教時間も終盤のCWでマルチャレアルに先行。前半の入りは決して速くなく、ゆったりと進めていたが、600キロ近い超大型馬でも重苦しさは感じない道中の走り。少しずつラップを速めて、3コーナーから4コーナーで後ろから詰めてくる相手との距離を見ながら、最後の直線に向いた。

 相手が手応えよく並びかけてきたこともあり、ラスト1F標識を過ぎたところでは相手の方が優勢に見える動き。ゴールでは僅かに相手が前に出ているかなという体勢には見えたが、決して一杯になっているわけではない。

 時計は6F84.3~5F68.5~4F53.0~3F37.8~2F23.7~1F11.9秒。さほど速くない全体時計ではあるが、ラスト2Fが11秒台のスピードの中でも、しっかりと動けていた点は久しぶりが気になるような走りではなかった。

(取材・文:井内利彰)