警視庁の公式サイトより

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1970年代に起きた連続企業爆破事件の実行犯で、爆発物取締罰則違反容疑で重要指名手配されている桐島聡容疑者(70)とみられる男が警視庁から事情を聴取されていると、複数メディアが2024年1月26日夕に報じた。SNS上では、驚く声が相次いでいる。

「ここ数年のニュースで1番驚いた」

各社報道によると、桐島容疑者とみられる男は神奈川県内の病院に入院しており、警視庁が本人確認を進めている。桐島容疑者は過激派「東アジア反日武装戦線」のメンバーで、警視庁が重要指名手配に指定している。

警察白書によれば、東アジア反日武装戦線は1974年に三菱重工ビル爆破事件を実行。75年にかけて11件の企業爆破事件を起こした。75年5月には被疑者8人が逮捕されている。

桐島容疑者は、交番などで貼られる重要指名手配犯の一覧にも載っている。SNSでは「指名手配の写真は何回も見たことあった」「ここ数年のニュースで1番驚いた」などと驚く声が上がっている。

ジャーナリストの佐々木俊尚氏は1月26日、「半世紀逃亡を続け、まったく消息不明とされていた東アジア反日武装戦線の戦士が。まさか生きていたとは」とX(旧ツイッター)でコメント。前参院議員の水道橋博士さんも同日、「マジかよ!!」と驚きを露わにした。