ポケモン、他社ゲームが「類似している」？問い合わせ多数で声明 知的財産権の侵害には「調査のうえ適切な対応を」

ポケモン（東京都港区）が2024年1月25日、同月に発売された他社ゲームについて多数の問い合わせを受けているとし、「弊社は同ゲームに対して、ポケモンのいかなる利用も許諾しておりません」との声明を公式サイトで発表した。

「お問い合わせを多数いただいております」

ポケモンは「他社ゲームに関するお問い合わせについて」と題した文書で、「お客様から、2024年1月に発売された他社ゲームに関して、ポケモンに類似しているというご意見と、弊社が許諾したものかどうかを確認するお問い合わせを多数いただいております」と報告した。

「弊社は同ゲームに対して、ポケモンのいかなる利用も許諾しておりません」と明言した上で、「なお、ポケモンに関する知的財産権の侵害行為に対しては、調査を行った上で、適切な対応を取っていく所存です」とコメント。

「弊社はこれからもポケモン１匹１匹の個性を引き出し、その世界を大切に守り育てながら、ポケモンで世界をつなぐための取り組みを行ってまいります」と伝えた。

声明では名指ししていないものの、ポケモンをめぐっては、19日に発売されたポケットペア（東京都品川区）のオープンワールドゲーム「パルワールド」が大ヒットを記録するなか、登場キャラクター「パル」のデザインがSNS上で「ポケモンそっくり」とも話題に。プレイヤーによってパルをポケモンに置きかえたようなYouTube動画が発表され、その後「Nintendoさんのコンテンツが含まれているため、著作権上の問題で権利所有者によりブロックされています」と表示され非公開になる一幕もあった。