田中将大投手。自由契約で退団した安楽智大と親しいとされてきた(2016年2月撮影)

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楽天・田中将大が2024年1月22日に自身のX(旧ツイッター)でつぶやいた内容が、反響を呼んでいる。

田中は「何を信じるかは自由ですけど、今オフは特に酷いですわ」と投稿。翌23日に自身のYouTubeチャンネルを更新し、こう言及している。「野球のことを言われるのは野球で勝負しているからしょうがないけど、何かそれ以外の部分とかで何か、黙っていれば何かたくさん色々と言われたなぁっちゅうもんはありましたけども」と苦笑いを浮かべた上で、「まあでもそんなことも信じずにね、信じてくれる人はやっぱ何も言わずに信じてくれていますし。18からこの世界に入って色々経験してきましたけども、(プロ)18年間になりますけども、毎年まだこんな経験させてくれるんだって。良くも悪くも、それはすごくたくさんあって毎年勉強になります」と複雑な表情を浮かべた。

今年は7勝11敗、防御率4.91と不本意な成績に終わり、日本球界復帰後3シーズン連続負け越し。契約更改を行い、野球協約で定められた減額制限を超える2億1500万減の推定年俸4億7500万円プラス出来高でサインした。ただ、心の傷を負ったのは本人も明言したように、グラウンド上で見せるパフォーマンに対する批判ではない。

「安楽の一件以来、田中将に向けられた視線が厳しくなった」

チームメイトだったセットアッパーの安楽智大が複数の後輩に対してパワハラ行為が発覚し、自由契約で退団。田中将は親しいとされており、自身のYouTubeに安楽がゲストで出演した経緯もあったことから、批判の矛先が向けられた。

「安楽の一件以来、田中将に向けられた視線が厳しくなった。SNS上には誹謗中傷に近い書き込みも見られ、決して許されることではありません。なかなか気持ちの切り替えが難しいかもしれませんが、今年はマウンドで輝いている姿を見たいですね」(スポーツ紙デスク)

あと3勝に迫った日米通算200勝を通過点に、もう一花咲かせられるか。(中町顕吾)