11日、外国特派員を相手に“ピンポン”を披露する福原選手(右 撮影:徳永裕介)

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卓球の福原愛選手(17)が11日、東京・有楽町の日本外国特派員協会で会見し、外国選手との付き合いや北京五輪について語った。

 中国スーパーリーグで活躍し、中国語が堪能で、同国で人気が高い福原選手。この日の会見では、中国人のイメージについて「自分の中では、今でもやっぱり中国人は、チャイナドレスを着て、頭をだんごにして、肉まんを持っている」と会場を和ませる一方、外国人の友人とは「話している時は外国の方とまったく意識したことはない。いい友達という感じで接している」と話した。

 活躍が期待される2008年北京五輪については、「中国以外にもたくさん強い国があり、今の自分にはメダルをとれる自信はあまりない」と真情をポツリ。ただ一方では、「まだ自分は出れるかも分からないが、とりあえず出れるように努力はしたい。もし出れたら、個人戦と団体戦なので、団体戦はメダルが取れる自信がある」と力強く語った。

 現在の福原選手は「朝起きて、どこにいるのか分からなくなるくらい忙しい」という。早大スポーツ科学部への進学については「大学で学べることなどは今後の競技生活に生かせると思うし、環境が変わることによりいろいろな刺激を受け、成長できれば」と語った。

 会見場には卓球台が用意され、外国人ジャーナリストとのプレーを披露する一幕も。同席した日本代表の近藤欽司監督が「これはピンポンです」と解説し、大爆笑を誘う場面もあった。【了】