元日本代表の李忠成が「史上最強」と太鼓判!アジアカップに挑む森保ジャパンの“武器”とは

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11月25日に放送されたサッカー番組『FOOT×BRAIN』(テレビ東京系、毎週土曜24:25〜)は、来年1月に開幕するアジアカップを特集。元日本代表の李忠成と佐藤寿人が、ストライカー目線でアジア撃破の突破口を分析した。

W杯アジア2次予選ではミャンマーとシリアを大差で破り、国際試合8連勝中の日本代表。しかし、アジアカップでは2011年以来、優勝から遠ざかっている。3大会ぶりの王座奪還を目指す日本がグループリーグで戦うのは、ベトナム、イラク、インドネシアの3か国。李はこの中でも、特にイラクに注目した。

カタールW杯で本大会へと進んだ韓国やイランを苦しめたイラクは、中東王者を決めるガルフカップで35年ぶりの優勝を飾っている。FIFAランキングは68位(収録当時)と日本よりも下だが、李は「ガルフカップ優勝っていうのは、なかなか運だけじゃできないもの。間違いなく実力はあるので、FIFAランキングで見ないほうがいいと思います」と警鐘を鳴らした。

また、中東諸国との戦いでは、不当とも思えるジャッジを受けることも多々あるが、そうした“中東の笛”に対して、佐藤は「自分自身というよりも、アジアカップでは実際そういったシーンもありましたよね。“え、このシーンでPKになるの?”っていうシーンもありましたし、もちろん笛っていうのはある程度公平性が保たれていないといけないんですけど、この“中東の笛”がある前提で、選手たちもたぶんプレーしてると思います」と推察し、これにはMCの勝村政信も「スタッフも含めて、みんなそれはわかってますもんね」と同調。佐藤は、必要以上に抗議してしまうとジャッジの基準がズレる可能性もあるため、選手たちはニュートラルでいることが大切だと説いた。

その佐藤が挙げたグループリーグの難敵は、カタールW杯の最終予選で日本と引き分けたベトナムだった。佐藤は「一人一人のボールを扱うレベルがだいぶ上がってきていますし、育成年代にも実は日本人の指導者の方がいて、上積みがされてきている印象です」と分析。急激な経済成長を遂げるベトナムでは、その資金をスポーツの強化にも充てており、国内ではサッカーのレベルと共に、サッカー人気が高まっているという。そんな国民の期待を一身に背負うのは、元日本代表監督でもあるフィリップ・トルシエ。日本をよく知る人物が監督というのも、森保ジャパンとっては脅威の一つとなる。

さらに、アジア特有のアウェーの洗礼も気になるところ。李は「僕が行ったのは北京オリンピックのときなんですけど」と前置きしながら、「サウジアラビアにアウェーで行ったときとか、シャワーを浴びたら、それだけでお腹下しちゃうんで」と告白。シャワーや歯磨きはペットボトルの水で行っていたことを明かした。

佐藤もAFCチャンピオンズリーグで戦った際に洗礼を受けたといい、「入国審査で異様に待たされて、本来であればかからない時間をかけられてしまって、余計に疲労が溜まってしまった」と述懐。続けて、「ホテルでも急にシャワーのお湯が使えなくなって、水しか出なくなったりとか、深夜に部屋の電話が鳴ったりとか、そういったことはよくありましたね」と振り返り、「日本の当たり前は通用しないと思っていたほうがストレスにならない」と語った。

一方、試合では、守備を固めた相手をいかに打破するかがカギとなる。佐藤は「引いた相手を攻めるには、やはりスペースを作らなければいけないので。そこは日本代表がW杯で戦う相手とはまた違った、アジアで戦う難しさっていうのはありますよね」と指摘。これまで、守備からのカウンターで快進撃を見せてきた日本だったが、アジアカップでは相手が守備を固めるため、攻めあぐむことも予想される。