XFN-ASIAによると、自動車最大手GM(ゼネラルモーターズ)は6日、米SEC(証券取引委員会)に報告書を提出し、ジェローム・ヨーク取締役が退任することを明らかにした。GMと仏ルノー、日産自動車<7201>の3社は4日、提携協議の打ち切りを発表しており、今回有力幹部の退任が明らかになったことを受けて、同社株価は前日比6.3%安の31.05ドルに急落した。

  ヨーク氏は、GMの大株主である著名投資家カーク・カーコリアン氏率いる米投資会社トラシンダの顧問。同氏はAP通信が入手した辞表の中で、取締役会について、「経営陣から提出された資料に対し、綿密な調査を進めることに非常に柔軟だったとは思えない」と指摘。トラシンダからの提言に言及し、日仏自動車大手との提携を検討する際に取締役会は独立した顧問を迎えるべきだったと述べた。

  同氏はまた、「現在のGMのビジネスモデルにアジア競合各社と対抗できる能力があるとは言いかねる」との見解を示している。

  ヨーク氏の退任により、同社取締役会に対するカーコリアン氏の影響力が強まるとの見方もされている。同氏は現在GM株9.9%を保有し、持株比率を12%に引き上げる意向を示していた。しかし、提携協議の決裂後にはGM株の買い増しを行わない方針を示唆している。【了】