Image: Gianluca Masi/The Virtual Telescope Project

富士山の上を漂っていたのが最新目撃情報!

国際宇宙ステーション(ISS)外での作業中に、宇宙飛行士の手から工具が入ったバッグがスルスル〜っと離れていってしまい、宇宙を漂っています。そしてバーチャルテレスコーププロジェクトの衛星写真に、ピカリとしっかり映り込んでいます。

明るく光るバッグ

この画像は、イタリアのマンチャーノにあるロボット式望遠鏡で、単一の2秒露光で撮影されたものです。

地球の軌道上を時速2万8000km(早い!)の速さで飛行しているバッグを追跡し発見。ロボット式望遠鏡は、高速で空を横切るバッグの様子を追跡するために、素早く移動して撮影。画像では周囲の星の光の筋に囲まれて、ポツンと光っています。

欧州宇宙機関の宇宙飛行士Meganne Christian氏は、Xにバッグが手から離れていく瞬間の様子を投稿しつつ、最後にこのバッグを目撃したのはJAXAの古川宇宙飛行士で、富士山の上空を漂っていたと報告しています。

バッグの行方は?

バッグは、宇宙飛行士のJasmin Moghbeli氏とLoral O’Hara氏が国際宇宙ステーション外での作業中に、手の届かない場所に離れていってしまいそのまま漂流。国際宇宙ステーションと同様に現在地球を周回し、同じスピードで移動中です。

EarthSkyによると、このバッグは6等級にカテゴリーされ、裸眼で見える限界をわずかに下回っているとのこと。双眼鏡などでは見えるそうですよ。

そして漂流中のバッグは、おそらくこの先数カ月間は軌道上に留まり、その後地球の大気中で高度を失って分解するだろうといわれています。

今の軌道上であれば、国際宇宙ステーションや搭乗している宇宙飛行士にぶつかったりすることは特にないそうです。

磁石のパワーで宇宙に漂うごみの散逸を防ぐDetumbler