「素質を感じる」ヘデントール C.ルメール騎手を背に今週末初陣/関東馬メイクデビュー情報
5回東京3週目のメイクデビューは土日で計4鞍の番組が組まれている。それぞれに各厩舎の血統馬がスタンバイ。どの馬が勝ち上がるのか注目だ。
【11月18日(土) 東京芝1600m(牝馬)】
◆バロネッサ(牝、父ロードカナロア、母マルケッサ、美浦・田中博康厩舎)
1歳上の半兄ドゥラエレーデはホープフルSの勝ち馬。伯父にはサトノダイヤモンド(菊花賞、有馬記念)がいる。「繊細なところがあるけど、血統馬らしい感じで動きの質や背中はいい。その良さを競馬で発揮できれば…」と田中博康調教師。鞍上は未定。
【11月18日(土) 東京芝2000m】
◆ヘデントール(牡、父ルーラーシップ、母コルコバード、美浦・木村哲也厩舎)
ステイゴールド産駒の母は同じく木村厩舎で管理され、長い距離で通算5勝(オープン入り)。1歳上の半兄パンデアスカルは2戦目で勝ち上がっている。「ゆかりの血統で素質を感じるし、動きにも余裕がある。まだ走りが安定しないところもあるので、上手に走れるようにしていきたいと思います」と太田調教助手。鞍上はC.ルメール騎手が予定されている。
【11月19日(日) 東京ダート1600m】
◆ダノンストラーダ(牡、父Justify、母ストラティフィケーション、美浦・国枝栄厩舎)
祖母のRags to RichesはベルモントSなど米G1を4勝。近親にカジノドライヴ(米G2・ピーターパンSを勝ち、国内でもフェブラリーS2着など)がいる。「まずまずの動き。もう少し前向きさが出てくれば…。馬っぷりがいいし、血統的にもダート向きだと思います」と国枝栄調教師。鞍上は菅原明良騎手が予定されている。
【11月19日(日) 東京芝1400m】
◆グロッシェン(牡、父ニューイヤーズデイ、母キャットコイン、美浦・宮田敬介厩舎)
ステイゴールド産駒の母はクイーンCの勝ち馬。おばにタガノエリザベート(ファンタジーS)、ワンブレスアウェイ(愛知杯)、ロックディスタウン(札幌2歳S)がいる。「センスがいいし、動きにも軽さがある。初戦から楽しみにしています」と宮田敬介調教師。鞍上は横山武史騎手が予定されている。
(取材・文:竹之内元)