AFX通信によると、国営イラン石油公社のゴラム・フセイン・ノーザリ総裁は、イラン最大の陸上油田である同国南西部アザデガン油田の開発着手時期をめぐり、同国石油省と国際石油開発帝石ホールディングス<1605>が行ってきた協議に関して、「先週からの協議では、双方ともさまざまなオプションを検討したが、4日になっても合意は得られず、日本はアザデガン油田の開発機会を失った」と述べ、交渉が決裂したとの認識を示した。

  日本の自主開発油田としては最大級となる同油田への開発交渉の決裂で、20億ドル(約2355億円)規模の開発契約が破棄されることになる。同総裁が同国ファルス通信に対して、「もうチャンスを与えることはない」と語っているが、最終的な通告かどうかなど詳細は不明。イラン側は当初、交渉期限を9月15日に設定していたが、30日に再延期していた。国際石油開発ではこれまで、イラン・イラク戦争の地雷除去が完了していないことを理由に開発を見送ってきたが、日本のメディアでは同国の核開発問題を懸念し、開発を断念する公算があると報じていた。 【了】