XFN-ASIAによると、中国建設銀行の元董事長(会長)で収賄罪に問われている張恩照被告(60)は北京市の裁判所で28日、415万元(約6200万円)にのぼる金品を受け取っていたことを認めた。

  国営紙・北京晩報が伝えたところによると、同被告は2001年から2004年にかけ、3人の相手から現金や腕時計などの品物を受け取っていたとしている。ただ、同被告の弁護士は、同被告は取り調べに協力しており、また、265万元(約4000万円)相当とされる、現金以外の品々の提供者は旧友で、不正性は感じていなかったと主張している。

  同紙はまた、同行にソフトウエアを納入していた米企業からも、100万元(約1500万円)を受け取ったと伝えられている。 【了】

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