会場一番乗りのファンは、神奈川県から1人きりで訪れた女性で昨日(1日)の“夜22時”に来場

 フランスで開催された凱旋門賞(10月1日、ロンシャン、G1、芝2400メートル・8頭立て)に日本から参戦したディープインパクト(武豊騎手、牡4歳、栗東・池江郎厩舎)は3着になった。世界中のホースマンが憧れ、世界ランキング上位の最強馬が集結する戦いに挑んだ同馬は、頂点まで届く走りは出来なかった。

過去84回、欧州調教馬が独占してきた『凱旋門賞』

 1920年に創設され、今年で85回目の凱旋門賞。欧州勢以外の優勝は記録していない。過去、日本調教馬は6頭が挑戦してきたが、1999年に参戦したエルコンドルパサーの2着(1/2馬身差)が最高位で、その他の馬は二桁の着順。優勝を争そったエルコンドルパサーは春からフランスに渡って準備。本番の凱旋門賞に向けて3度レースに出走し、パワーを要する深い芝生の条件で走っていた。そして今年、比較的“小柄な馬体”に近いディープインパクトが、この海外の芝にどれだけ順応できるかという声もあった。

武にとって3度目、世界一への挑戦

 鞍上の武豊騎手は過去、同レースに海外の馬で2度出走していた。1994年のホワイトマズルで6着、2001年のサガシティで3着の順位を記録していた。そして、日本馬の騎乗は今回が初めて。レース前の会見場で「日本馬として栄誉を受けたい。勝って世界一の馬にしてあげたい」と目標を定めていた。そして今レースの場合、武騎手が表現してきた“空飛ぶ走り”は不完全のまま終わった。

世界レベルを目標にした陣営のこだわり

 凱旋門賞の優勝賞金114万2800ユーロ(約1億7142万円)は、日本の全競走で最高金額を誇るジャパンカップ(2億5000万円)と比べて少ない。しかし、陣営は名誉・知名度を手に入れるために出走していた。

ディープ応援のファン“場外馬券売り場”に1390人集結

 10月1日、 競馬レース「凱旋門賞・仏G1」に日本代表として参戦しているディープインパクトを応援するため、場外馬券売り場/ウインズ後楽園(東京都文京区)に競馬ファン1390人が集結した。JRA(日本中央競馬会)は、ファンが一堂に会して大型スクリーンで応援できるイベントを開催(この場所以外に東京・渋谷区で1箇所、大阪で1箇所)、世界最高峰のレース模様を見守った。
≪競走成績≫
1着 馬番5 Rail Link(レイルリンク)・仏国調教馬
2着 馬番4 Pride(プライド)・仏国調教馬
3着 馬番1 Deep Impact(ディープインパクト)・日本調教馬