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アニソン界を席巻するオーイシマサヨシとTom-H@ckによるユニット、OxTがTVアニメ『陰の実力者になりたくて! 2nd season』OPテーマを手がけた。そのタイトルは「grayscale dominator」。1年前に放映された1st seasonOPテーマの「HIGHEST」を踏まえたうえで、『陰実』の魅力をさらに楽曲に落とし込まれてもいる。その制作風景や、ライブイベント“OxTの日”でお披露目を果たした際の印象などをオーイシマサヨシとTom-H@ckが教えてくれた。トップランナーとしての気概に満ちた2人の言葉から見えてくるものは何か?

INTERVIEW & TEXT BY 清水耕司(セブンデイズウォー)

作品や主人公が持つ多面性を楽曲や歌唱で表現



――1st seasonに続いて2nd seasonでも主題歌を担当されますが、ちなみにどちらも合わせてのオファーだったのでしょうか?

Tom-H@ck うっすらと、1st seasonの「HIGHEST」を作っている最中にはお話をいただいたような記憶がありますね。なので制作段階で、2作とも、という意識はありましたが、どちらの曲も独立して考えた楽曲でフラットに作っています。「HIGHEST」では、僕は作曲だけ(編曲はKanadeYUK)でしたから俯瞰で見られる立場で制作に携わっていましたし、それに対して今回の「grayscale dominator」は、1st seasonのときでは映像に対してどのように「HIGHEST」が乗せられていたのかなども確認して、アップデートしながら僕が編曲しています。



――今回はTomさんが編曲も、というところはどういった理由があったのでしょうか?

Tom それはシンプルに、作曲と編曲を自分で手がけるというデビュー時からのスタイルに戻った、というだけですね。やっぱり自分で両方ともやりたいという想いが強くなったので、やらせていただきました。

――楽曲の制作にあたっては『陰の実力者になりたくて!』(以下、陰実)のどういった面をピックアップされましたか?あるいは音楽プロデューサーの若林 豪さんからのオーダーは何かありましたか?

Tom 1st seasonで求められた音楽は鋭角的な部分が強いものでした。ただ、『陰実』ってコミカルとシリアスとの間で場面が目まぐるしく変わるようなところがあるんですよね。なので、今回は音楽的にも幅を出したいと思い、1st seasonのデジタルロックとは違う雰囲気でやろうという考えでした。だから、ラフなデモでOKが出てから完成までの2ヵ月くらいは、どうすれば作品が持つグラデーションを出せるかと試行錯誤しましたね。その結果、ジャズとロックをフュージョンさせたような音楽になりました。完成版を聴いたとき、アニメ制作サイドも若林さんも驚いていましたね。最初に作ったデモは1st seasonに近いアレンジで、そこからコード進行にしても何から何まで変わっていたので。ただ、面白かったのは、今入っているイントロのギターは僕がスピーディにデモを作った段階から入っていたもので、これもあとで変えようと思っていたんですけどそのギターフレーズがカッコイイ!となったので、原形を留めたままになりました。そのことがかなり印象的に残っていますね。

――YouTubeで音楽大学を開講されているTomさんですが、音楽理論的に工夫したところがあれば教えてください。

Tom たくさんあるんですけど、コード的に一番難解なのはBメロ。実はAメロとサビに関してはコード進行が一緒なんですよ。それは、アニメの主題歌にはある程度大衆性みたいな部分が必要だから、という考えからで。つまり、BメロがAメロとサビにサンドイッチされている構成になっています。やっぱり『陰実』という作品はさっきお話したように様々な色合いを見せるので、良い意味での定まらない感じが欲しいと思ったんです。特にサビのメロディーの音はフラットファイブのスケールノートという、ブルースとか、あとは昔のヴィジュアル系の曲によく使われていたものを今回用いていて、そのフラットファイブの音を伸ばし、かつコード進行が当たらないように構築する、ということをしてみました。



――オーイシさんは楽曲を聴いたとき、どのような印象を受けましたか?

オーイシマサヨシ まず、THE・バンドサウンドだな、って思いましたね。1st seasonの「HIGHEST」はすごくテクニカルで、リズムの取り方も特殊で、なおかつリズム隊はエレクトリックドラム的なアプローチだったんですけど、今回は生バンドが躍動しているトラックだと感じました。「そっちで攻めるんだ」と思ったことが印象に残っています。それと、すごく歌いやすいメロディーだったんですよね。Tom君らしいメロディーではあるんですけど、どこか旧き良きJ-POP臭がするというか、なぞりやすいメロディーという感覚があって。ヴィジュアル系がよく使っていたフラットファイブコード、というお話もありましたけど、懐かしさもありつつ、口ずさみやすく、日本人の口と耳にフィットするメロディーだったので、すごく楽しく歌わさせてもらいました。実際、ライブ(“OxTの日〜2023”)でも歌いましたけど、喉に負担がなくて(笑)。

Tom (笑)。逆に歌うのが難しいのかと思っていました。

オーイシ メロディーの跳躍はすごくあるんですよ!ただ、そこをファルセットでなぞることによって喉の負担が少なく、逆に浮遊感を楽しめたり、自分のボーカルテクニックを試せたり。難しいマップを自分のボーカリングでクリアするようなゲーム感覚を味わえましたね。なおかつ全部のメロディーがキャッチーなので、歌っていてすごく楽しいですね。

――オーイシさんとしては、歌うときにどのようなイメージや考えを巡らせましたか?

オーイシ あえてファルセットを多用したというのは、(主人公に)表と裏の顔がありますよ、という妖艶な雰囲気を出せればいいと思っていたからで、世界のアニメファンにもイメージが広がっている『陰実』の2nd season、というところはありました。実際には、メロディーの最高音はすべて地声で到達できるものだったんですけど、そこはあえてファルセットポイントをたくさん作らせてもらいました。



――Tomさんがオーイシさんのボーカルを聴いたときの感想というのは?

Tom これは初めて言うんですけど、最近、オーイシさんの入れてくれた歌がどれくらい生き生きしているかで僕の作曲能力が試されていると思っているんですよ。で、今回の曲に関しては、オーイシさんも喜んで歌ってくれたのかな、と感じていて。聴いた瞬間、素直に「すごく良いボーカルだな」という印象を受けたことを覚えています。生ドラム、生ピアノ、生ベースを録ったあと、編曲の最後として僕がギターを入れる作業があるんですけど、ひずませていたのをやめて、クリーンなサウンドでのアプローチにしようと思ったんですね。それも、ボーカルを聴いて、もう楽曲が最初から最後まで成り立つと思ったからの判断でもありました。あと、普通はギターを右と左で重ねるんですけど、今回重ねたのはサビだけで、あとはもうずっと1本にしています。それもオーイシさんのボーカルを聴いてから決めたところでした。

――ボーカルは今回も宅録だったかと思いますが。

オーイシ はい、自宅で全部録っています。

――レコーディング作業の中で感じたことを教えてもらってもいいですか?

オーイシ そうですね。OxTのボーカルレコーディングはいつも1日がかりなんですよね。複雑なメロディーもあるので、メロディーに対して自分がどういうプランでやるかというボーカルアレンジの設計にはすごく時間がかかるし、実際に録り始めるのはさらにそのあとなので。今回はコーラスの量が少なめではありましたけど、それでもコーラスが1本入ったら2本録りしないといけないとかそういった感じなので、今回も1日がかりだったと記憶しています。でも、そんななかでもすごく筆が乗った感覚はありましたし、さっきのTom君の話は本当に初めて聞いたんですけど、まさに今回はめちゃくちゃ楽しく、生き生きと歌わせてもらったところはありますね。

――hotaruさんによる歌詞については、どのような印象をお二人は持ちましたか?

Tom horaruとはもう30年以上一緒にいる幼馴染なので、いつもはあえて厳しく言いますけど(笑)、今回すごく良い歌詞を書いていますよね。すごく大好きです。チェスに例えているところもですけど、聴いた人が歌詞を日常生活に当てはめて背中を押してもらえる、そんな歌詞でもあると思います。バランスがすごく良くて、完成度が高い歌詞になっていますね。

オーイシ チェスをモチーフに、全体的に芯の通った素敵な歌詞だと思うんですけど、一応僕も歌詞を書く人間として「こういう言葉をチョイスしてくるんや」というところが結構ありました。特にサビのド頭、一番キャッチーでなければいけないわかりやすい言葉を選びがちなところで、普段はおよそ耳にしない“全ては盤上支配するGame”を持ってきたところがhoraru君らしいテクニックだと思いました。実際に録音して、音源として上がってきたものを聴いたらすごくパワーのあるパンチラインになっていましたし、そこで1曲として成り立っているとも思いました。それこそチェスに例えれば、“盤上”が最善手だったんだ、と思わせられるような、すごく整った歌詞だと感じましたね。

海外を経て、日本で人気を得た作品をまとっていく



――先ほど少しお話に挙がりましたが、9月9日と9月10日にそれぞれ大阪と東京で開催された“OxTの日〜2023”で「grayscale dominator」を披露しています。ステージで歌ってみて感じたところとしては、どのようなものがありましたか?

オーイシ ライブ初披露とは思えない、昔からやっていたようなフィット感がありましたね。新曲披露となると、どこかで高揚したりとか、ちょっと緊張感があったりするんですけど、“OxTの日”というイベントの雰囲気もあったからか、数年前からの持ち歌のように着地できたと思います。うん、楽しかったです。

Tom 確かに、それはあったと思います。自分の中に入っていくスムーズさみたいなものを感じましたね。ワンコーラスだけだったというのもあるかもしれないですけど。

オーイシ まあね。むしろ、身内(=ファン)がいる場で1回やっといて良かった(笑)。

――ほかにも2023年はOxTとして“Animelo Summer Live 2023 -AXEL-”にも出演し、ソロや別ユニットでの活動などでもライブやイベント出演を重ねていますが、コロナ禍を経た今、自身にとってのライブという存在や、ライブを通して感じる変化などがあれば教えてもらえますか?

Tom 僕には明確に感じるところが1つあって。僕も40歳近くになり、完全なるおっさんの年齢になってきたわけですけど、ここにくるまでに極めようと切磋琢磨してきた案件やジャンル、技というのがたくさんあるじゃないですか?

オーイシ そうね。

Tom 例えば、音楽を作ることにおける精度もそうです。趣味の面でもそういったところは色々と増えています。そうやって、どれについても「熟成」の中でやる心境になってきた今、「新境地」とか「開けたことのない扉」といったものへの意識がすごく強くなっているとは感じます。で、ライブって僕の場合、まだまだ覚束ないもので。

オーイシ へぇー。

Tom だからこそ、ものすごく楽しいんですよね。人間、新しいことをやるときは楽しいじゃないですか?周囲のプロフェッショナルから助言をもらうのも、「確かにそうだよな」と開拓していくこともめちゃめちゃ楽しいんですよね。今の僕にとってライブはまさにそういうものです。そこはMYTH & ROIDもOxTも同じで、細かい例で言えば、「ライブで2コーラス目にいったらオーイシさんと左右の位置を入れ替わるんだけど、そのときお客さんに対してこういうアプローチをしたら喜んでくれるかな」、とか考えながらやっているんです。そういうのは、この40年近く僕が開拓してこなかった部分なのでやりがいがあるし、熱量を持ってやれていると実感していますね。

――モチベーションが高まっている感覚ですか?

Tom というのもありますけど、どちらかというと日々の忙しい中でのガス抜きというか。僕にしてはなかなかないことですけど、そういった感覚がありますね。あと、コロナ禍を経ての違いという点に関しては、それはもう、それぞれのアーティストが持っている想いやそのパワーによってまた新しい形で芽が出てくる、と思っているので。今は継続していければそれでいいと思っています。

オーイシ あの、Tom君は僕をすごく評価してくれているみたいですけど、僕はライブに関して自分のステータスがカンストしているとはまったく思ってなくて。毎回毎回反省点を見つけては修正していっているので、まだまだ自分には伸びしろしかない、と思っているんですけど(笑)。

Tom (笑)。

オーイシ それはさておき。コロナ前とは変わってしまった部分という意味では、お客さんがプロフェッショナルになってきたという印象が実はあります。要は、「声を出して盛り上がりたい」とか「席に座ってエレガントな音楽をたしなみたい」とか、それは今までもあった部分ですけれど、明確に自分が求めるものをわかったうえでライブやコンサートに来ている気がしますね。このイベントの出演者はこういうラインナップだからこういうお客さんが集まるとか、そういう予測もできているとステージの上から感じ取れます。なので自分は、お神輿の上から音頭を取るみたいな、そういうステージングをさせていただいています。とにかくお客さんが玄人になってきたというところはあると思います。

――金銭的にも精神的にもライブへ行くには労力が必要だった時期が長かったので、ライブに参加する際に強い気持ちを皆が持つようになりましたね。

オーイシ 誰もが、自分がライブで何をしたいのかを見直す、ということもあったと思います。その結果、ライブに行かないという選択肢を選ぶ人もいたでしょうし、興行的に苦しいアーティストもいるかもしれないんですけど、ただ、相変わらずチケットを取れないアーティストは取れないままだし。そのコントラストはお客さんがプロフェッショナルになってきたからであって、僕らとしては来たくなるようなエンターテインメントを目指すだけなのかな、とは思います。「噂」を生むような。「あいつのライブに来たら楽しいらしいぜ」みたいな雰囲気作りですよね。それが集客に繋がる、そんな風な佇まいで考えています。

――お二人のお話を聞くと、OxTとしても大規模なライブなりツアーなりを期待できるのかな、と思いましたが。

オーイシ いや、やりたいですよ。(“OxTの日〜2023”のように)2時間で7曲と言わず(笑)。

――それこそ、『陰実』人気もありますし、OxTでしか味わえない音楽もあると思うので、海外のファンにもぜひ生で聴かせてあげてほしいと思います。

Tom 実は幸いにも、ほかのアーティスト活動へオファーと合わせて、「OxTも出演してほしい」という海外からの話は結構僕のほうに届いているんですよ。

オーイシ 僕としても、海外には海外のノリがありますし、異なるユーザーさんの盛り上がり方を肌で感じてみたい気持ちもあるので、時間ができたら虎視眈々と海外公演を狙いたいとは思います。

――改めて、「grayscale dominator」はどのような1曲になったと感じていますか?

Tom 活動を何年も続け、熟成されてきたOxTが見せる振り幅の1つとして、とても良い楽曲だと思います。年数が長くなったアーティストにマンネリ化って付き物だと思いますけど、そこを払拭してみせることができた、そんな楽曲ですね。

オーイシ もちろんすごく良い曲ですし、ライブでもこれから歌っていくんだろうと思いますけど、アーティストって(同じ作品の)主題歌を続ければ続けるほど、そのコンテンツをまとっていくところがあるじゃないですか?僕らのフィルターを通してコンテンツを見るという部分があると思いますし、僕らにとっても代表作になる楽曲だとは感じています。それに『陰実』はその人気の高まり方が特殊で、2nd seasonへの期待感みたいなものを多方面から聞いてもいるんですよ。なので、アニメフェスやそういったイベントなど色々な場所で歌っていきたい曲になりましたね。

――最後に、1st season、2nd seasonと『陰実』のOPテーマを担当する側からの作品へのエール、ではないですが。数々のアニメで主題歌を担当してきたお二人から見て、『陰実』にはどのような魅力があると感じますか?

Tom オーイシさんも話していましたけど、『陰実』のヒットの形は良い意味でいびつで、海外から火がつき、ゲームから火がつき、日本でも徐々に熱が上がってくるという流れだったのかなと思います。そのときに思ったのが、海外では変わらず俺TUEEE系が人気を集めてるということと、最初にもお話しした、主人公が俯瞰視点で物語を進めていくという部分の割合がほかのアニメよりも大きいんじゃないかということで。僕たちが携わった『オーバーロード』や、あるいは僕がMYTH & ROIDで関わった『Re:ゼロから始める異世界生活』とも違っていて、そういった面でも新しい匂いを感じる作品だと思いますね。

オーイシ Tom君が言った通りなんですけど、自分としては「こういった俺TUEEE系がまだいけるんや」っていうファーストインプレッションだったんですよね。それが、海外というフィルターを通って逆輸入されたことで日本でも人気になったと思います。そこにすごく今っぽさは感じますね。これからは、同じような売れ方をする作品が出てくるのかもしれない。日本では飽きられているようなカテゴリーだったとしても、別の国でヒットしたあとで連鎖として起きる、みたいな。だから、『陰実』はその走りになるんじゃないかな、というところですね。でもそれって結局、好きなものは好き、というところじゃないですか?日本人、特にヲタクって擦られたコンテンツに対して斜にかまえたり、批判的に悪態ついたりしがちですけど(笑)。「やっぱ俺好きだわ」という流れを体験させてくれる『陰実』というコンテンツに携われているというのは光栄ですよね。

●配信情報

TVアニメ『陰の実力者になりたくて! 2nd season』オープニングテーマ)

OxT

「grayscale dominator」

配信中



作詞:hotaru

作・編曲:Tom-H@ck

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■mora

通常/配信リンクはこちら

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●作品情報

TVアニメ『陰の実力者になりたくて! 2nd season』



【STAFF】

原作:逢沢大介

(『陰の実力者になりたくて!』/KADOKAWA 刊)

キャラクター原案:東西

監督:中西和也

シリーズ構成・脚本:加藤還一

キャラクターデザイン:飯野まこと

美術監督:李 凡善

色彩設計:田中直人、岡崎順子

プロップデザイン:北原大地

撮影監督:廣岡岳

3DCG監督:濱村敏郎

編集:坪根健太郎

音楽:末廣健一郎

音楽制作:KADOKAWA

音響監督:明田川仁

音響制作:マジックカプセル

アニメーションプロデューサー:中村浩士

アニメーション制作:Nexus

製作:シャドウガーデン

【CAST】

シド・カゲノー/シャドウ:山下誠一郎

クレア・カゲノー:日高里菜

メアリー:加隈亜衣

ユキメ:伊藤静

ジャガノート:小山剛志

クリムゾン:杉田智和

アルファ:瀬戸麻沙美

ベータ:水瀬いのり

ガンマ:三森すずこ

デルタ:ファイルーズあい

イプシロン:金元寿子

ゼータ:朝井彩加

イータ:近藤玲奈

(c)逢沢大介・KADOKAWA刊/シャドウガーデン

関連リンク



OxT公式サイト

http://www.oxt-music.com

オーイシマサヨシ公式X

https://twitter.com/Masayoshi_Oishi

Tom-H@ck 公式X

https://twitter.com/TomOshima_TH

TVアニメ「陰の実力者になりたくて! 2nd season」

公式サイト

https://shadow-garden.jp/

公式X

https://twitter.com/Shadowgarden_PR