過去10年の設備投資額と研究開発費の合計額が大きい順に並べた

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楽天グループは積極投資を利益に結びつけられるか(撮影:尾形文繁)

将来に向けた投資や研究開発を積極的に行っている会社はどこか。本稿では、過去10年の設備投資額と研究開発費を合計したランキングを作成、上位300社を紹介する。

自動車・通信業界が上位に


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首位はトヨタ自動車で、設備投資額と研究開発費の合計が過去10年で約46兆円となった。同じく自動車業界からホンダが約30兆円で2位になった。

一方、日産自動車は2018年のカルロス・ゴーン会長(当時)の逮捕により経営が混乱。2社に大きく水をあけられ、9.6兆円の5位となった。

通信業界からは日本電信電話(3位)、ソフトバンクグループ(4位)、KDDI(11位)がそろって上位にランクインした。通信事業に参入した楽天グループは、近年急速に設備投資を拡大させて40位となった。ただ投資先行で回収が追いついておらず、巨額赤字の計上が続いている。

企業が成長を続けていくためには、投資や研究開発が不可欠だ。一方で過剰投資により経営危機に追い込まれるケースも少なくない。投資額に見合った成果を上げられているか、見極めることも重要だ。

10年間の設備投資と研究開発の合計額1〜50位


10年間の設備投資と研究開発の合計額51〜100位


10年間の設備投資と研究開発の合計額101〜150位


10年間の設備投資と研究開発の合計額151〜200位


10年間の設備投資と研究開発の合計額201〜250位


10年間の設備投資と研究開発の合計額251〜300位


(東洋経済オンライン編集部)