CBS MarketWatchによると、28日のニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)で、米国標準油種であるWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)の11月物は、前日比0.20ドル安の1バレル=62.76ドルに小反落した。

  OPEC(石油輸出国機構)が、12月の総会前に原油生産枠の引き下げを議論するのではないかとの観測が依然としてくすぶり、一時、1バレル=64.00ドルまで上げる場面もあったが、米経済通信社のダウ・ジョーンズが28日、アルジェリアのヘリル・エネルギー鉱業相が、最近の原油価格下落について懸念しておらず、OPECが減産を議論するため、緊急会合を開く理由はないと発言したと報じたことから、引けにかけて売りが優勢となった。

  ダウ・ジョーンズによると、ヘリル・エネルギー鉱業相は、「米国では、夏が終わり、燃料需要はこの時期に低迷するため、原油価格が下落するのは当然だ」と述べたという。

  ただ、米エネルギー省によると、米国内のガソリン在庫は6週間連続で増加するなど、石油製品を中心に供給過剰となりつつあり、OPECは意外に早く生産枠の引き下げに動くのではないかとの見方が出ている。

  一方、天然ガスの11月物は、前日比27.7セント安の100万Btu(英熱量単位)=5.392ドルに続落した。

  また、ガソリン先物は、同3.88セント安の1ガロン=1.5011ドルに反落、暖房油は、同0.03セント安の1ガロン=1.7138ドルに小反落した。【了】