引退発表の小野伸二がプレーした「3つの海外チーム」

北海道コンサドーレ札幌に所属するMF小野伸二は27日、自身の44歳の誕生日に今季限りでの現役引退を発表した。
宝石のような輝きを放ちベルベットパスで見る者を魅了してきた小野は、プロキャリアのスタートとなった浦和レッズをはじめ、これまでに国内外で7つのクラブを渡り歩いてきた。
ここではそのキャリアの中から、海外でプレーした3つのチームと懐かしきユニフォーム姿を振り返ってみたい。
フェイエノールト

フェイエノールト 2005-06 Kappa ホーム ユニフォーム
在籍期間:2001年〜2006年1月(2001-02、02-03、03-04、04-05、05-06)
2001-02シーズンからオランダの名門フェイエノールトの一員となった小野は、持ち前のテクニックを武器に1年目からレギュラーに定着。2002年5月にはキャリアにおけるハイライトの一つとなるUEFAカップ(現ヨーロッパリーグ)優勝を成し遂げている。
05-06シーズン途中の2006年1月に古巣・浦和レッズへの復帰が決定。ピンとした襟が印象的な05-06モデルがフェイエノールトでの最後のユニフォームとなった。
ウェスタンシドニー・ワンダラーズ

ウェスタンシドニー・ワンダラーズ 2012-13 Nike ホーム ユニフォーム
在籍期間:2012年9月〜2014年1月(2012-13、13-14)
小野は2012年9月、清水エスパルスからオーストラリア1部(Aリーグ)のウェスタンシドニー・ワンダラーズ(WSW)に移籍する。
当時のWSWはAリーグを脱退したクラブに代わって参入した創設間もない新興クラブ。小野は加入するとすぐに存在感を発揮し、WSWのレギュラーシーズン優勝に貢献した。
小野と同じ時期にAリーグのシドニーFCに加入したのが、ユヴェントスを退団したアレッサンドロ・デル・ピエロ。2人のユニフォームは日本でも人気となった。
VfLボーフム

ボーフム 2007-08 Umbro ホーム ユニフォーム
在籍期間:2008年1月〜2010年1月(2007-08、08-09、09-10)
フェイエノールトとウェスタンシドニー。この2つのクラブの間に、ドイツ1部ボーフムにも所属していた。現在のチームに所属する浅野拓磨の“先輩”にあたる存在なのだ。
小野は2008年1月に浦和からボーフムへ加入。2009年1月に清水エスパルスへ移籍するまで、足かけ3シーズンにわたりドイツ西部のチームで戦っている。
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ボーフム 2008-09 DYF アウェイ ユニフォーム
ボーフム時代には凱旋帰国も実現。2008年7月31日に日産スタジアムで行われた横浜F・マリノスとの親善試合に、白いアウェイユニフォームを着て出場した(試合は1-1の引分け)。
他に比べてボーフム時代の印象は薄いかもしれない。それは怪我の影響等による出場試合数の少なさもあるが(全公式戦で32試合出場)、ノーゴールに終わったことも無関係ではないかもしれない。

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