ラグビーW杯フランス大会、プールB、南アフリカ対アイルランド。勝利を喜ぶアイルランドの選手(2023年9月23日撮影)。(c)FRANCK FIFE/ AFP

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【AFP=時事】ラグビーW杯フランス大会(Rugby World Cup 2023)は23日、プールBの試合が行われ、アイルランドが13-8で前回王者の南アフリカに勝利。ロースコアながら非常に見応えのある試合を制して8強入り目前に迫った。

 世界ランキング1位のアイルランドは、フィジカルに優れる南アフリカの絶え間ないプレッシャーを受け止めると、巡ってきたチャンスをしっかりものにし、史上初のW杯制覇を狙う力があることを示した。対する南アフリカは、SOマニー・リボック(Manie Libbok)のキックミスが響いた。

 グループ首位のアイルランドは、約2週間後にスコットランドとの最終節を迎え、同2位の南アフリカは来週末のトンガ戦がプール最終戦となる。

 プールDのイングランドは71-0でチリに大勝し、準々決勝進出をほぼ決定づけた。

 20歳のヘンリー・アランデル(Henry Arundell)がW杯史上4人目となる1試合5トライを奪取。主将のオーウェン・ファレル(Owen Farrell)も4試合の出場停止から復帰し、ジョニー・ウィルキンソン(Jonny Wilkinson)が持つ代表歴代最多得点まであと1ポイントに迫った。

 プール首位を独走するイングランドは、10月7日のサモア戦に勝利すれば決勝トーナメント進出が決まる。

 プールCのポルトガルは18-18でジョージアと引き分け、W杯初勝利はお預けとなった。終盤にジョージアがテンギズ・ザムタラーゼ(Tengizi Zamtaradze)のトライで同点に追いついたが、コンバージョンを失敗すると、ポルトガルも終了間際にペナルティゴール(PG)のチャンスを得ながら、ヌノ・ソウザ・ゲデス(Nuno Sousa Guedes)のキックが外れた。

【翻訳編集】AFPBB News

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