バルサが劇的逆転勝利! セルタに2失点も、レヴァンドフスキ2発にカンセロ弾で底力を見せる

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 ラ・リーガ第6節が23日に行われ、バルセロナとセルタが対戦した。

 今季のバルセロナは開幕戦のヘタフェ戦こそスコアレスドローで終えたものの、以降はラ・リーガで4連勝を達成。19日に行われたチャンピオンズリーグ・グループH第1節のロイヤル・アントワープ戦でも5−0と圧巻のゴールショーを披露し、絶好調で今節を迎える。本拠地で迎え撃つセルタは、ここまで1勝1分3敗と安定して勝ち点を積み上げられていないが、バルセロナ相手に復調のきっかけを掴めるだろうか。

 バルセロナはジュール・クンデ、イルカイ・ギュンドアン、ロベルト・レヴァンドフスキらの主力に加えて、直近の公式戦2試合で3ゴールと絶好調のジョアン・フェリックスも先発に名を連ねた。ガビ、ハフィーニャ、ラミン・ヤマルらがベンチから出番を待つ。対するセルタは古巣対決となるオスカル・ミンゲサを筆頭に、フラン・ベルトランやイアゴ・アスパスらがスターティングメンバーに並んだ。

 試合は立ち上がりからセルタがゴールに迫る場面を作っていく。18分、敵陣でのセカンドボール回収からウナイ・ヌネスが斜めのパスを繋ぐと、ヨルゲン・ストランド・ラーセンがダイレクトで叩き、ボックス右に侵入したアスパスがファーサイドを狙った一撃を放ったが、ここはGKマルク・アンドレ・テア・シュテーゲンに阻まれる。だが、その直後にはコーナーキックのこぼれ球を回収し、ペナルティエリア手前で粘ったルカ・デ・ラ・トレがスルーパスを送ると、抜け出したヨルゲン・ストランド・ラーセンがペナルティエリア左から右足でゴールネットを揺らした。良い入りを見せていたセルタが先手を取っている。

 ホームゲームで先手を取られたバルセロナは23分、フレンキー・デ・ヨングからの縦パスを引き出したギュンドアンが横へ繋ぐと、ペナルティエリア手前からJ・フェリックスが左足を振り抜くも、シュートはクロスバーの上へ外れる。バルセロナは36分にアクシデントが発生。F・デ・ヨングが負傷の影響でプレー続行不可能となり、代わってガビがピッチへ送り込まれた。

 前半の終盤には再びセルタがビッグチャンスを作り出す。41分、ジョナタン・バンバが敵陣で相手を引き付けて右へ繋ぐと、高い位置を取っていたミンゲサが右足でクロスボールを供給。ニアサイドに入り込んだストランド・ラーセンのヘディングシュートがGKテア・シュテーゲンに阻まれると、こぼれ球に反応していたバンバはシュートコースにオリオール・ロメウが入っていたため足を振らない。後ろで待っていたデ・ラ・トレがフリーで右足を振ったが、シュートはクロスバーを大きく超えていった。

 後半に入ると両チームともにチャンスの数を増やす。64分にはホームチームに決定機が到来。カウンターの場面で右サイドから細かくパスを繋ぐと、ギュンドアンからのスルーパスにフェラン・トーレスが抜け出す。ペナルティエリア左から角度を作ってファーサイドを狙ったが、シュートはわずかに右ポストの外側へ外れた。

 対するセルタは76分、右サイドから持ち運んだバンバが中央へ預けると、前を向いたアスパスが左足でスルーパスを供給。反応したアナスタシオス・ドゥヴィカスは追ってくるロナルド・アラウホからプレッシャーを受けながら、冷静にファーサイドへ流し込んだ。自陣右サイドでのボール奪取から見事なロングカウンターを完結させ、セルタが大きな追加点を手にした。

 ホームで追い詰められたバルセロナは81分、敵陣中央で前を向いたJ・フェリックスが浮き球のスルーパスを送ると、ボックス左へ走り込んでいたレヴァンドフスキがループシュートを沈める。レヴァンドフスキのラ・リーガ4試合連続、公式戦5試合連続ゴールでバルセロナが1点を返した。