米FOMC後の利回り上昇一服=NY債券概況

 今週の米FOMCでパウエルFRB議長が適切ならばさらなる引き上げと追加利上げの可能性を示し、FOMCメンバーによる金利見通しも年内利上げが多数派となる中で、米10年債利回りはFOMC前の4.30%台から今日の東京市場で一時4.50%超えまで上昇した。その後少し下げて迎えたNY市場では週末ということもあり、もう一段の調整が入り4.42%前後までつけている。
FOMCを受けて、それまでの来年上半期には利下げ開始という見通しが後退していることと合わせ、債券利回りはやや上昇傾向がみられる。

米国債利回り(NY時間16:43)
2年債   5.110(-0.034)
10年債  4.436(-0.059)
30年債  4.528(-0.046)
期待インフレ率  2.374(-0.005)
※期待インフレ率は10年債で算出