鍵山優真【写真:Getty Images】

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1年半ぶりの国際大会「ロンバルディア杯」で優勝

 2022年北京五輪フィギュアスケート男子シングルで銀メダルを獲得した鍵山優真(オリエンタルバイオ、中京大)が1年半ぶりに国際大会へ復帰した。10日(日本時間11日)までイタリアで行われたチャレンジャーシリーズのロンバルディア杯で優勝。これを支えた意外な人物に、海外メディアも注目している。

 左足首故障のため、戦線離脱を余儀なくされていた鍵山。ロンバルディア杯の出場は、実に2022年3月の世界選手権(フランス)以来1年半ぶりの国際大会。ショートプログラムで91.47点、フリーで174.12点、合計265.59点で優勝を果たした。

 そんな鍵山を支えたのは、2014年のソチ五輪で女子シングル銅メダルのカロリーナ・コストナー(イタリア)だ。今季から鍵山のコーチを務めている。

 ルーマニアのフロレンティナ・トーン記者が運営する専門メディア「インサイドスケーティング」のX(旧ツイッター)は「私たちとしては、今シーズンからユウマ・カギヤマのコーチの1人となるコストナーさんを見ることができて感激した」というコメントとともに、スマートフォンを取り出して柔和な笑顔で鍵山を撮影しているコストナーの写真を紹介した。

 さらに「彼を見守り、導き、プログラムの間、ずっと微笑んでいた――。彼女が愛されてきたその美しさ、エレガントさ、氷上の詩人としての才能をシェアしながら」と様子を伝えている。コストナーの演技がどのようにして鍵山に受け継がれるのか、大きな注目を集めている様子だ。

(THE ANSWER編集部)