ECB、利上げ終了の判断は来年3月に=スロバキア中銀総裁

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[フランクフルト 18日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのカジミール・スロバキア中銀総裁は18日、先週の利上げが最後の可能性があるものの、来年3月まで物価動向を見極める必要があり、追加利上げの可能性は排除できないと述べた。

ECBは14日、14日の理事会で、主要政策金利を0.25%ポイント引き上げる一方で、利上げ打ち止めの可能性を示唆した。

カジミール氏は「インフレが目標に向かって明確かつ着実に進んでいるかは、来年3月の経済予測でしか確認できない。だからきょうの段階で追加利上げの可能性を排除することはできない」と述べた。

カジミール氏は、9月の理事会に向けて利上げを公然と主張した数少ないメンバーの一人だった。

同氏は、ECBが政策金利の最終到達点に達したとしても、長期にわたって安定した軌道を描く必要があると指摘。

「仮に(すでに)頂点にいるとしても、そこでかなり長い間、キャンプをし、冬、春、夏を過ごさなければならなくなるかもしれない」とし「したがって、最初の利下げがいつか、市場に賭けるのは時期尚早だ」と述べた。

利上げが終了すれば、パンデミック緊急購入プログラム(PEPP)と資産購入プログラム(APP)という2つの量的緩和措置の扱いを検討する必要がある。

PEPPの満期債券は2024年末まで再投資される予定だが、理事会内には終了時期を見直すべきだとの意見がある。APPについては、保有債券の売却論が出ている。

カジミール氏は「今後発表される経済データと分析によって、これ以上の引き締めが必要ないことが確認されれば、量的引き締めのペース調整を議論する余地がある」と述べた。