2024年、純国産サメ映画がついに公開?
1975年(昭和50年)に第1作目が公開された『ジョーズ』。この作品の大ヒットを機に、現在公開中の『MEG ザ・モンスターズ2』まで、サメを題材にした、通称「サメ映画」が公開され、一定の人気を博しています。Web情報サイト『まいどなニュース』によれば、2024年に公開予定の邦画『温泉シャーク』(脚本・監督:井上森人)が注目と期待を集めているそうです。エキストラを募集したところ、申し込みが殺到したため、募集を停止したほどとか。なぜ制作段階でこれだけ話題にのぼっているのでしょうか?9月14日放送のCBCラジオ『北野誠のズバリ』では、北野誠と山内彩加アナウンサーがトークを繰り広げました。
定期的に作られるサメ映画
最も有名なサメ映画『ジョーズ』は、スティーブン・スピルバーグの制作。
単にサメに襲われるという内容だけではなく、最後には反戦映画の要素も含まれていました。
そして、北野がB級サメ映画として挙げたのが『シャークネード』(2013年・監督アンソニー・C・フェランテ)。
海で竜巻が起こり、吸い上げられたサメが大都会に降ってきて人を襲うというもの。
設定自体に無理がありますが、主人公がチェーンソーでサメを退治するという、これまたありえないシチュエーションが続きます。
さらにサメがホワイトハウスやスペースシャトルまで襲撃する、スケールの大きな作品となっています。
『ジョーズ』で「サメ映画」としてはもう完成されているのですが、サメの頭を2つにすれば衝撃度も2倍になると思ったのか、2012年に公開されたのが『ダブルヘッド・ジョーズ』(監督クリストファー・レイ)。
そして、現在公開されているのが『MEG ザ・モンスターズ2』(監督ベン・ウィートリー)。
北野が「続編になるとだいたい生きものを増やす」と語ったとおり、1作目の1匹から3匹に増えています。
温泉からサメが出現!?
そして現在、ようやく日本産のサメ映画『温泉シャーク』が登場を控えています。
S県暑海市で温泉客が忽然と姿を消す連続失踪事件が発生していて、被害者は後に海でサメに襲われた遺体として発見。
調査に乗り出した警察署長は、太古の昔から蘇った獰猛なサメが、各地の温泉で人を襲っているという事実を突き止め…というストーリーです。
「これだけでワクワクする」と語る北野と同じく期待する人が多かったからか、クラウドファンディングにより1,100万円あまりの調達に成功。
また熱海市でサメから逃げ惑うエキストラを募集したところ、朝9時集合にもかかわらず、応募者が多すぎていったん募集停止となりました。
ポスターデザインは、銭湯の湯船からサメが現れ、人を食べようとしているというインパクトあるもので、公開が待たれます。
ところで映画とは別に、本物のサメを間近で見られるダイビングツアーもあるそうです。
海の中に潜り、鉄格子で囲んだケージの中から近づいてホホジロザメを見るという内容。
(岡本)